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退院後の生活報告〜人の世話になりながら生きる
前回の投稿から随分と間が空いてしまった。
退院して、自宅での1人での生活が再び始まった。むくみは随分と良くなってきたと思うが、胸の鎧に端を発する、身体の硬直は、さらに進んでいるように感じる。左側の背中と首が固まって、引っ張り合い、背中が深く曲がり、顔が上にあげられない。無理すれば上がらなくもないが、かなり無理。テレビを見るのも、リクライニングの椅子に座って、寝そべるくらいの状態にしないと画面が見えず、半分くらいは音のみを聞いているラジオ状態。
硬直は日によって強さが微妙に違う気がしなくもないが、結構強くて、顔がシンクやガス台の高さにまで上がらず、自分で自炊はできないほど。なんと、1番大切なご飯が作れなくなってしまった、、、。
処方されている鎮痛剤を飲むと、硬直は少し緩むが、薬が切れてくると、足の浮腫んでいる部分のつっぱり感が強くなり、体幹の硬直も強まる。皮膚と皮下の膜と筋肉が癒着して動かなくなっている感じ。鎧の端っこは蟹の甲羅のようで、端っこがガリリと筋肉に食い込む感じもする。体内で何が起こっているのか?
よく言う疼痛というのか、刺すような痛みは無い。それだけが救いだ。そういう類の痛みだと、その痛みで何もできなくなってしまう。しかし、今の私の状態は身体を何かに締め付けられて動けなくなっている感じ。まさに、除霊でもして貰って、締め付けているものを取り去ってもらえば楽になるんじゃないかと思えるような不思議な状態なのだ。
動けないのと、刺すような痛み、どっちが嫌だろう、、、。
どっちも嫌に決まってるけど、とりあえず、動けないとはいっても、全く動けないわけではなく、家の中でトイレに行ったり、玄関まで出て、ウーバーの運んでくれたスーパーの買い物袋も受け取れる。ただ、配達員の顔は見れないし、ドアを開けるまでにも時間がかかる。椅子に座るのも、胸の鎧が筋肉に食い込みづらい角度を探して座るから、食べる時にはお行儀が悪くなり、この感じだと、ちょっと外食には出られそうも無い。子どもだったら、「そんな姿勢でご飯食べちゃダメでしょ」とママに叱られるような格好でご飯を食べている。それでも、ご飯は食べられているし、トイレも行けるし、シャワーもシャワー用の椅子を導入して、足湯で足を温めながら、工夫して冷えないように入れているし、とりあえず、それなりの栄養と清潔は保って生きていくほどのことはできている。
洗濯は週に2回、ヘルパーさんがコインランドリーに行ってくれる。いまはコインランドリーも高いので、週に一度は、量も少ないので家で洗濯機をかけておき、乾燥機だけかけに行ってもらう(高いところに干しちゃうと自分では取れないから、家で干せないのですねえ)。
そして、最も大切な食べること、食事をどうしているかだが、これはもう自分で作れないので、既にできているものを食べるしか無い。
ケアマネジャーさんには、宅配のご飯を勧められたが、なんだか侘しくて、これほど介護されてる感を感じるものもない。病院食だって見方によれば、そう悪くもなかったわけだから、そういう宅配食というのもそう悪くはないのかもしれないが、最初から手を出したくはなかった。
病院食もそうだが、やはり、一般的にバランスの取れた献立と言われるものと、私が考える良い食事は基本の考え方が違う。一般的に宅配食や病院食などで言う、栄養士が考えたバランスの良い献立というのは、カロリー量やビタミン、ミネラル量をもとに考えているのだと思うが、カロリーと栄養素さえ満たせば、添加物が入ってるとかいないとか、含まれるビタミンが自然由来とか人工的に作られたものかとかは関係ない。具体的な例を挙げると長くなるので、その辺は簡単に済ますが、病院食でも砂糖いっぱい人工ビタミン添加したゼリーとか果物ジュースとか、とりあえずヨーグルトつけとけば健康っぽいかなって感じのメニューがよくあった。それに、どうしてもそういう料理って、薄味だからなぁ。そんな思いもあって、食養生を考える自分としては、最初から宅配に頼りたくなかったのだ。
そして、そんなことを思っていたら、近くに住む友人が、退院早々、差し入れを届けてくれた。そしたら、病院にもお弁当を差し入れてくれた友人たちが、次々とお弁当を作って持ってきてくれた。それがまた豪華なお弁当で、退院後しばらくの私の食卓は充実しまくり。こんなに贅沢していいのかしらって感じに華やいだ。高級食材というわけではないのだが、たくさんの品数のおかずの入った手作りのお弁当。それも、昼夜分、献立を変えて2食分。昼は洋食、夜はちらし寿司、その翌日はコリアン弁当とか、懲りまくりなのだ。
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そのほかの友人も、おにぎり作って果物添えてくれたり、おやつ持ってきてくれたり、感謝感激、涙出そう🥲 本当に幸せな気分を噛み締めながらご飯を食べたのでした。
とはいえ、食事は毎日のこと。これから毎日、友人にお願いするわけにもいかないし、とはいえ、出前ばかりでも健康食とはいえない。それに、これまで通販でとっていた自然栽培の野菜。入院で止めていたのだが、それを再開するかどうかもあるし、ちょっと真面目に今後の食について考えねばと思い、お弁当を届けてくれていた友人のグループに料理を仕事にする人もいたので、相談してみたところ、LINEに「ゆりちゃん応援食事部隊」というグループを作ってくれた。そして、とりあえず、そのグループの中のお料理を仕事にしている友人に通販の野菜を渡して、一週間くらい食べられる常備菜を5品くらい作ってもらうことにした。それの一回目が、タイトル上の写真のお惣菜。今後はそれを隔週でお願いする。それで足りない分は、出前を取ったり、ヘルパーさんにお弁当を買ってきてもらったりで繋ぐ。日常の玄米ご飯は、ヘルパーさんがきた時にお米を洗って、炊飯器に入れ水につけてもらうまではやっといてもらい、あとはスイッチを入れれば炊けるようにしておく。温かい汁物は今のところ、カップの味噌汁やカップスープ、ミニサイズのカップうどんやそばなどを利用している。
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クリクラをとってるので、お湯はボタンを押せば出る。これは便利で、本当に助けられている。ただ、ボトルの取り替えが今の自分にはできないので、ヘルパーさんがきたタイミングで取り替えねばならない。
電子レンジは電磁波の問題や、食べ物の栄養が壊れるなんて話もあるので、以前処分して以来、うちにはないのだが、さすがに体がこうなると導入した方がいいかなと思っているが、これも、LINEグループの友人たちが、今使ってないやつを貸してくれるという。
そんなこんなで、難関に見えた私の退院後の食の問題は、なんだかんだ解決され、毎日お腹を減らすこともなく過ごせている。
野菜を渡して作ってもらったお惣菜は完食。自分で調理していた頃は、せっかくの野菜を余らせて、冷蔵庫内で枯らせてしまうこともあったが、さすがプロが作ってくれた惣菜。送られてきた野菜をほぼ全部使って作ったと言ってたものを残さず食べられ、無駄も無くなった。これに、納豆とか梅干しとかつければ完璧だ。
時間もあるので、よく噛んでゆっくり食べることもできるし、友人らの厚意を無駄にしないよう、私もしっかりと食で養生できるよう努力せねばならない。
昨日の朝も、知らない間に、近くに住む友人が真空パックの胡麻豆腐とちょっとしたお惣菜を1品、紙袋に入れてドアノブに引っ掛けてくれていた。寝てて起こしてはいけないと思ったか、チャイムは鳴らさず、後からドアのところに差し入れを、、、というメッセージがスマホに来ていた。
「お料理は自信ないので。おかずともいえないようなものだけど、、、」と書かれていて、そう思っても、何か届けてくれようとする心遣いが嬉しい😂
会社員を辞めて、フリーランスになったことで、経済的には不安定になり大変な思いもしたが、会社に毎日通う生活をやめ、ご近所で行われてる活動やイベントに参加したり、火鉢カフェに活動を地元でやらせてもらったりしていたことで、ご近所の友人もできた。
ずっとテレビ業界でフルタイムで会社員生活をしていたら、仕事関係の知り合いしかできなかっただろう。そして、今こんなに手厚く助けてもらうこともなかったかもしれない。
もちろん、テレビの仕事仲間も買い物してきてくれたり、今の私に出来そうな仕事を考えてくれたり、とても親切にしてくれる人もいて、本当に感謝している。
でも、仕事仲間はみんな住んでる場所が結構離れているので、やはり、ご近所に友人がいるということは心強い。
コロナによるリモート勤務が広がったことで、地元で過ごす時間が増えた独り者の人も多いと思う。そういいう人には、ぜひ、地元で知り合いを作っておくことをお勧めする。それは自分がピンチの時に助けてもらえるだけじゃなく、誰かがピンチの時に、自分が健康ならば助けてあげられるという意味もある。大した手助けをするわけでなくても、近くにあの人がいるというだけで安心につながるから。
近所のお店に行って、店員さんと顔なじみになるだけでもいい。住んでいる場所が、ただそこに住居があるというだけでなく、人とのつながりもある場所になるといい。子どもの学校などのつながりがないと、なかなか地域社会には入って行きづらい世の中だ。誰もが阿佐ヶ谷姉妹のように街に馴染んでいけるわけでもないし、そういう子どもを介したつながりとはまた別の、大人同士の繋がりを作りやすい場所というのが、これからの高齢化社会には必要だと思う。私を助けてくれている友人たちと出会ったのはまさにそういう場所であったし、私が構想する火鉢カフェもそういう場所にしたい。
私は自らの病をもって、自らの構想である火鉢カフェの必要性をひしひし感じることになった。本気で身体をまた動けるようにして、火鉢カフェを実現せねばならない。
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というわけで、
本当にずっと助けてばかりもらっていますが、もう少しの間、動けるようになるまで、応援お願いします。
現在、外からもらう仕事でやれるものは少なく、それで生活することは無理になってきました。今後、何ができるかわかりませんが、こうして書くことが、今の私にできる唯一の仕事といってもいいかもしれません。きっかけが掴めれば、地元の町おこしの企画書だけでもお金を生んでくれるかもしれませんが、すぐにはそれは厳しそう。
今は純粋に文章を書いて、それを読んでいただいて対価なり、応援のご寄付をいただくことを仕事と考えて、皆さんに興味深く読んでいただけるものを書いていければと思います。退院後の生活に慣れてくるまで、少し時間がかかって、執筆が滞っておりましたが、ここら辺からまた、ぼちぼち書き始めたいと思います。
寒波もやってくる中、身体を冷やしたくないのでエアコンはほぼつけっぱなしにしておりますし、電灯も、寝る部屋以外は、足元がおぼつかないのでつけっぱなし。電気ももったいないし、電気代の請求が怖いけれど、今はしょうがないと思って負担しています。また、やめていたプロポリスも飲み始めたいし、高額な代替治療は選んでおりませんが、数万円の負担を心配なく支払えるほどの収入は得て、安心して養生生活できればと思います。
寄付のサイトも作りましたし、このnoteのサポート機能でご寄付応援いただけるとありがたいです。また、こんな現在の私に無理のない範囲でできそうな仕事が何かありましたらご紹介いただけるとありがたいです。ただ、以前に比べかなりゆっくりペースです。喋ることはできますが、顔を上げてずっと正面を見ていることができないので、zoomや YouTubeなど、画像のあるものは、アバターを使わせていただければと思います。
なんとか年を越せますよう、
1人の人間が生き延びるためのクラウドファンディングみたいなお願いで恐縮ですが、
応援何卒よろしくお願いいたします。
【火鉢クラブ=中村有里活動応援サイト】
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