時代はもうピルではなくインプラントの時代
ピル=避妊と言われ、日本では卑猥なものとして今まで扱われてきましたが、最近ようやく女性が自分の身体を守る一つの薬として扱われるようになってきたようです。
私も多嚢胞性症候群と診断されたことをきっかけにピルを飲むことになりました。
海外ではもう10年以上も前から広く使用されていることは、何度も以前の記事でも書きましたが、たくさんの女性が16歳ぐらいから当たり前のようにピルを飲み始めます🙄
それだけでも日本と違っていて驚きですが、みなさん海外にはピル以外にも活躍する避妊グッズがあるのをご存じでしょうか❓
今回はそれらのものについて紹介してみたいと思います。
避妊パッチ
これは煙草をやめたい人が身体に貼るニコチンパッチと同じシールタイプで、ホルモンを皮膚から吸収させるのだそうです。
効果はピルとほとんど同じみたいです。
〈使い方〉
一週間に一回、パッチを体の擦れない部分に貼りつける。それを3週間続け、4週目にパッチを貼らずに生理が来るのを待つだけ。
簡単です😮ピルを服用したいけど、毎日ピルを飲むのを忘れてしまいがちという方にはパッチの方が良いのかもしれませんね!
パッチと聞くだけでも、そんなものがあるんだと驚くと思いますが、今はそれもちょっと時代遅れなんだとか。
先日、シドニーの病院で検診を受けた時の話です。
先生に多嚢胞とピルについて話を聞いたとき、先生はそれまで通りピルを飲むことをお勧めしてきましたが、それ以外にも
「先週うちの娘もインプラントを入れたのよ~!ピルが嫌ならこれに変えてみたら?👱♀️」
と軽いノリでお勧めしてきました。
インプラントがどういうものか興味があったので調べてみました。
皮下インプラント
英語ではBirth Control Implant/Contraceptive Implatn(避妊インプラント)と呼ばれるもの。
マッチ棒ほどの大きさのプラスチックの棒を腕の下に埋め込む。
埋め込んだインプラントからプロゲスチンというホルモンがゆっくりと体内に放出され、それによって卵巣から卵子の放出がブロックされ、妊娠を防ぐことができる。
自分で装着することはできません🙅♀️
ちゃんと病院でお医者さんの診察を受け、特別な注射器のような装置を使って入れてもらうことができます。
薬には必ずと言ってよいほど良い点と悪い点があるので、こちらも見ていきたいと思います。
避妊インプラントのメリットとデメリット
メリット:
・避妊率は99%
・ピルのように毎日服用する必要がない。
・一回付ければ最長3年もつ。
・他の避妊薬はエストロゲンとプロゲスチンの二つのホルモンが含まれているのに対し、インプラントには一つのホルモン(プロゲスチン)だけが含まれている。そのため健康上の問題によりエストロゲンを含む避妊薬が使用できない人でも使用が可。
・授乳中でも使用可。
・いつでも取り外し可能。(医者が行う)
デメリット:
・性感染症に対する保護はなし
・保険でカバーされない場合、費用が高い
・3年後に取り外しに行かなければならない
・装着、取り外しは必ず病院で行わなければならない
・ニキビを発症させたり、悪化させる可能性もある
・他の避妊薬と同じく副作用が出る場合もある
いかかでしょうか。
いつか日本でもインプラントの使用が普通になる日がくるでしょう👀
自分の身体に合う薬を見つけるためにも、こういった他の避妊薬の存在を知ることも大切なことだと思います。
どんな薬であっても副作用は個人によってバラバラのため、ピルを服用するにしろ、インプラントを使うにしろ、ちゃんと医師との相談をお忘れなく☝
また、服用を開始して少しでも異変を感じた場合はすぐにお医者さんに行くことをおすすめします。
それでは、お読みいただきありがとうございました💗