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競泳を通して切り拓いた わたしたちのキャリア
こんにちは。ルネサンスnote編集チームです。
7月末に、福岡で世界水泳が開催され、ルネサンスからは競泳種目で池江璃花子選手、オープンウォータースイミングで江沢陸選手が所属選手として出場しました。
https://www.s-renaissance.co.jp/news/detail/?stb=tab2&y=&p=1&did=2005
ルネサンスの所属選手の活動は、競技強化部という専門の部署が日々サポートを行っています。
今回のnoteでは、ルネサンス所属選手からルネサンスに入社し、アスリート社員として継続して競泳で活動中の山本 茉由佳さんと、選手を支えるコーチとなった持田 早智さんのお二人に、水泳を始めたきっかけから、選手としてのキャリア、そしてこれからルネサンスでチャレンジしていきたいことなどをインタビューしました。
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【プロフィール】
▼山本茉由佳(やまもと まゆか)
競技強化部
学生時代はルネサンス所属の競泳選手として活動し、
新卒からアスリート社員として入社。
選手として継続して競技活動に取り組みながら、大会時の運営や他の選手をサポートしている。
【実績】
・2018年日本選手権2位
・パンパシ水泳、アジア大会日本代表
・ユースオリンピック2位
▼持田早智(もちだ さち)
青砥クラブ 兼 競技強化部
学生時代はルネサンス所属の競泳選手として活動し、
新卒で入社。都内のスポーツクラブでスイミングコーチとして、ジュニアスクールの指導や競技選手の育成に取り組んでいる。
【実績】
・リオデジャネイロオリンピック 決勝進出
・日本選手権2018 優勝
・アジア大会 銀メダル
・パンパシフィック選手権 銀メダル
スイミングやルネサンスとの出会い、そして競泳選手への道のり
ーールネサンスのスイミングスクールはいつから始めましたか?また、本格的に水泳に取り組み始めたきっかけを教えてください。
山本:私はベビースイミングからスタートし、ルネサンスのスイミングスクールに通い始めたのは、中学校3年生の9月です。元々通っていたクラブでお世話になっていたコーチが退職することをきっかけに、ルネサンス亀戸へ通うことになりました。
競技として取り組み始めたのは小学生です。小学生の時に、スイミングスクールで、いつも好成績を残している同学年の子がいたんです。その子に「負けたくない」「抜かしたい」と思っているうちに、徐々に本気で取り組むようになりました。
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持田:
私は小学校入学直前からスイミングを始めました。ルネサンスのスイミングスクールに通い始めたのは、小学校3年生です。
父の仕事の関係で千葉に転校することになり、育成コースと無料送迎バスがあるスイミングクラブを探していたことをきっかけに、ルネサンス幕張を選択しました。
競技として取り組み始めたのは小学5年生です。小学5年生の時に才能があるとコーチに判断してもらい、特別に中・高校生のクラスで練習していました。その中で東日本大震災に遭い、水泳を続けるべきか考えましたが、コーチの「一緒にオリンピックを目指していこう」という一言と「環境が変わったとしても続けたい」と思う気持ちが、本気で取り組むきっかけになりました。
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切磋琢磨した仲間と共に勝ち取った、奇跡のレース
ーー競技としてご自身の思い出に残っているレースを教えてください。
山本:大学4年生の時に池江選手・持田さんと同じ決勝レースに臨んだインカレ(全日本学生選手権)です。
全員がルネサンスの所属で1・2・3位を独占したことも快挙ですし、持田さんが1日で0.7秒もベストを更新したことは本当にすごいことだと思います。
持田:私も山本さんと同じインカレの試合が印象に残っています。
昔から仲のいい3人が一緒に練習して、3人揃って表彰台に登っただけでも大きな意味がありますが、このレースの背景には、みんなそれぞれ苦しい裏側がありました。
2018年頃までは、池江選手、山本さん、私それぞれが、レースで順調に良い結果を出してきました。
そこから一転、池江選手も私自身も病気になってしまい、練習ができず苦しい状態が続きました。
近くで切磋琢磨していた私たちがいなくなってしまったことで、残った山本さんはたった一人で練習を重ねている状態でした。きっと心細くてやめたくて逃げたかっただろうと思います。
それぞれがもどかしい想いを抱えつつ、やっと3人が揃った試合がインカレだったんです。そのタイミングで私と池江さんが復帰できたこと、そして3人が一緒に表彰台に上がることができたことは、奇跡のような出来事だと思います。
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競技選手の経験を活かした、次なる挑戦
ーー選手から社会人になり、ルネサンスで仕事や活動をされる中で、心がけていることは何ですか?
山本:
「映像やデータの分析で、さらに競技パフォーマンスを向上させる」
アスリート社員として毎回悔いが残らないレースを心掛けていますが、前回のオリンピック選考会では、思うような結果を出せず、悔しい思いをしました。
この思いを乗り越えるためにも、「過去の世界水泳や予選会の映像を見ること」「試合の目標タイムやラップを正確に示すこと」「自分や他者の泳ぎを分析すること」は学生の時よりも心がけています。
持田:
「本人の意思を尊重する」
コーチになってからは、私の常識の枠にはめようとしすぎず、選手本人の意思を尊重しています。
みんな同じ水泳選手という立場ですが、一人一人考えていることも抱えてることも武器も全部違います。私がやってきたことが絶対に正解とは限らないので、自分がやってきた“普通”が皆にとっても”普通”であると押しつけるべきではないと思っています。
一人一人考え方が違うということを意識して各選手と向き合い、選手の意思を尊重しながら話を聞くことを心掛けています。
ーーこれからルネサンスでどんなことにチャレンジしていきたいですか?
山本:アスリート社員としてルネサンスに入ったからには、来年3月の試合で悔いが残らないよう全力でチャレンジし、最高の結果をルネサンスに関わる皆様に報告できるようにしたいです。
また、今はルネサンスといえば全国的には「池江選手・持田選手」というイメージがあると思うので、自分が水泳でテレビに出た時に「ルネサンスの山本選手だ」とどこかの家庭で話題に上がる人になりたいです。
今後、ルネサンスの活動を通して「ルネサンスファン」を1人でも多く作っていきたいと思います。
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持田:まずは、ルネサンスチームで現在指導中の9人の選手が競技を通して「ここでしか味わえない経験ができたな」「人として成長できたな」ということを体現してもらいたいと思っています。それが、今後ジュニアの選手が「ルネサンスのチームに行きたい」「山本選手と一緒に練習したい」と目指すことにつながると考えています。
また、さらにルネサンスの競泳が強くなることで、「スイミング=ルネサンス」を印象付けたいと思っています。
そのためには、今いる山本選手や大学生選手が引退した後も、引き続き好成績を残す選手を輩出したいです。
そして、自分の子どもにスイミングを習わせたいと思った時に「ルネサンスだったら間違いない」と信頼していただける指導を心掛けていきます。
このように、今後のnoteの場を通じて社内の様子もお届けしていきます。
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