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スポーツクラブと介護リハビリ施設 掛け合わせて生み出す地域の健康づくり

こんにちは。ルネサンスnote編集チームです。

昨年11月、神奈川県横浜市南区蒔田に「スポーツクラブ ルネサンス 蒔田24」(以下「ルネサンス蒔田」)がオープンし、同年12月には脳卒中特化型通所介護施設「ルネサンス リハビリセンター蒔田」と訪問看護ステーション「ルネサンス リハビリステーション蒔田」の複合型施設が併設されました。

今回は、「スポーツクラブ ルネサンス 蒔田24」の支配人の片野 拓眞(かたの たくま)さんと、介護リハビリの複合施設の責任者である小金澤 勇貴(こがねざわ ゆうき)さんに、スポーツクラブと介護リハビリ施設が連携することの強みや、今後実現したい取り組みについてインタビューしました。

左:小金澤さん 右:片野さん

【プロフィール】
▼片野 拓眞(かたの たくま)
スポーツクラブ ルネサンス蒔田24 支配人
フィットネストレーナーとしてルネサンスに新卒入社。
関東圏内を中心に複数の店舗を経て、現職に至る。

▼小金澤 勇貴(こがねざわ ゆうき)
アクティブエイジング部  リハビリセンター蒔田 管理者(責任者)
前職では病院に勤務し、理学療法士として患者さんの機能改善に携わる。
ルネサンスへ入社後、脳卒中特化型通所介護施設「リハビリセンター」の立ち上げに関わり、現職に至る。

スポーツクラブと介護リハビリ、それぞれの特長とは

ーー最初に、それぞれの施設やサービスの特長ついて教えてください。

片野:私たちが働くこの施設は、横浜市の南区役所の跡地ということもあって、地域住民の方々の生活をより良くしていきたいという南区の想いが詰まっています。
そのため、ルネサンス 蒔田は

それぞれのライフステージに合わせ、暮らしに寄り添うスポーツクラブ

をコンセプトに掲げて、地域の皆さんがより良い生活を送るために集う場所となることを目指しています。

トレーニングジムやスタジオなど、運動エリアが充実していることはもちろんですが、温浴施設をはじめとしたリラクゼーションエリアも豊富なラインナップを揃えています。世代を問わず、ライフステージに合わせてご利用いただける施設であることが特長です。

小金澤:介護リハビリでは、これまでルネサンスの介護リハビリ事業でやってきたことを掛け合わせて、新しい可能性をつくりあげていこうとしているのが、1番の特長です。

 ①脳卒中特化型の「リハビリセンター」

②訪問看護ステーションの「リハビリステーション」

③発達機能障がいをお持ちのお子様にむけた児童発達支援・放課後等デイサービスの「元氣ジムJr.(ジュニア)」

そして、蒔田は近隣にあるルネサンスの元氣ジムとも連携が取りやすい場所に位置していますので、元氣ジムではカバーしきれない専門的な部分を、訪問看護や脳卒中特化型のサービスがある蒔田で補っていくことも視野に入れています。
そのため、私たちと近隣の元氣ジムのスタッフ同士で、ご利用者さまの身体の状況や家ではどんな日常生活を送っているか等、情報共有をしています。

お互いの目から見る、それぞれの事業の強み

ーー片野支配人の目から見た時に、介護リハビリ事業の強みは何ですか?

片野:時間を見つけて、時々介護リハビリ施設の取り組みの様子を見学させてもらっています。その中でも特に印象的なのは、ご利用者さまがお帰りになった後、スタッフの皆さんで実施されている「カンファレンス ミーティング」です。

お1人おひとりに対して、今日は何をして、どのような変化があって、この先どうしていこうか等、かなり詳細な部分までスタッフの皆さんで共有・連携し合っています。その姿を見て「これが究極のケアの形だな」と思いました。
この姿勢はスポーツクラブでも忘れてはいけないし、大事にしていくべきだと改めて気づくことができました。

ーー小金澤さんから見て、スポーツクラブの強みはどのように捉えていますか?

小金澤:私たちの事業は介護保険の範囲の中で実施しているので、対象となる方がかなり限られてしまいます。具体的には、ご利用者様の介護度に応じたサービスの選択であったり、週の中の利用回数や1日あたりの実施時間などが決められています。

一方でスポーツクラブでは小さいお子さまからご年配の方まで、広くサービスを展開できることが強みなのではないかと考えます。

また、今回、元氣ジムJr.蒔田で取り組む児童発達支援・放課後等デイサービスはルネサンス蒔田のプールを使って実施していますが、それが実現できたのは、長年スポーツクラブ培ってきたスクール運営のノウハウがあったからこそだと思います。

ご利用される方々の相互利用のその先に

ーー今後、お互いの事業の強みを活かしてチャレンジしたいことは、どんなことでしょうか。

小金澤:私たちの介護リハビリ施設が対象とする方は、基本的にはある程度身体の動きが不自由な方です。
私たちの取り組みを通してご利用者さまの身体機能が向上して、より動きが改善された際に、「スポーツクラブにも行ってみませんか?」という流れができることが理想です。

最初は介護リハビリ施設とスポーツクラブを併用してご利用いただきながら、将来的には介護リハビリ施設での運動を卒業して、自立して健康づくりに取り組んでくださるような仕組みをつくりたいです。

片野:小金澤さんがお話されたように、実現したいことの1つが相互利用です。
スポーツクラブだけでその方にお届けできるサービスが終わるのではなく、ライフステージやライフイベントに応じて、寄り添ったサービスがお届けできたらと考えていますし、その環境はこの蒔田の施設で先陣を切って創りたいです。

ルネサンスでは「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」になることを長期ビジョンとして掲げています。

ルネサンス蒔田には94歳になるスポーツクラブ会員さまがいらっしゃいます。その年齢になってもスポーツクラブに通えることって本当に素晴らしいことです。

蒔田に住む地域の皆さまの健康づくりにとって、私たちが欠かせない存在になることを目指して、これからもスポーツクラブと介護リハビリの連携をより強くしていきたいです。

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このような取り組みを通して、ルネサンスは「人生100年時代を豊かにする健康のソリューションカンパニー」を目指していきます。

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