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ブルーライトの話②

ブルーライトって科学的になんぞや?ってことをまとめた。

可視光線の中で、最も強いエネルギーを持つブルーライト

まず、「光」とは何か?
光というものは電磁波(つまるところ波)で、いろいろな種類がある。そして種類によって波長(波の長さ)が違う。その中でも人間が目にできるものとそうじゃないものがある。目にできる光のことは、可視光線という。文字の通り、目で見ることができる光の線のこと。

つまり一般的にわれわれが「光」「電気つけて」とかいうときって、電磁波の中でも目に見える可視光線のことを指してたりする。

可視光線の波長はというと、
400~800㎚(ナノメートル、1mの10億分の1!)。

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可視光線じゃないものはどんなのがあるかっていうと、よく耳にする紫外線と赤外線とかがある。
・400㎚より短いのが、お肌の大敵「紫外線」
・700㎚より長いのが、センサーとかに使われる「赤外線」

図を見れば、色から名前が付いていることが分かるね。とすると、肝心のブルーライトの波長はどのあたりかか予想がつくね!図の青い部分からも分かるように、肝心のブルーライトとは、波長が380~500nmの青色光のこと。

ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の中で最も波長が短く、紫外線に最も近い。

ブルーライトは角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達する。なぜなら可視光線だから。パソコンやスマホなどの液晶やLED照明には、このブルーライトが多く含まれてる。

繰り返しのようになるけど、人間の目の角膜や水晶体は、可視光線の波長であるおよそ350nm~800nmの波長を透過させる。それより外側の電磁波は透過できない。つまり、網膜に到達する光の中で紫外線にもっとも近い強いエネルギーを持つ光が、ブルーライトというわけだ。

あと一歩で紫外線!みたいな光なんだからエネルギーも強そう。そしてそんな光を見続けるのって、たしかに目や体に悪そうだ。悪影響があるに決まっている。


生活リズムをコントロールしているブルーライト

網膜は、強い刺激、つまり波長が短めのブルーライトのような刺激を受け取ると脳が朝だという風に判断する仕組み。強い刺激によって「メラトニン」という睡眠をつかさどるホルモンの分泌が抑制されることで、脳が覚醒するのだ。

朝は日が強くて浴びるライトの量も多いから、自然と脳が活性化する。人間ってよくできてる。

「朝に太陽の光を浴びろ」とよく言うのも、あながち正しいことだったわけだ。科学的に脳が覚醒する。

逆に、夜になると目が受ける強い光の量は減るよね。メラトニンの分泌が活発になり、自然と眠くなる。

生物はみな、こんな感じで効率よく生命を維持するための体内時計を持ってる。人間の場合の体内時計と言われるものはこれ。このように網膜に到達する光の量が体内時計のコントロールに重要にかかわっているのだ!

日の出とともに目覚めて活発に活動し、日が沈むと仕事をやめて脳と身体を休めるというのが、太古の昔から獲得してきた効率よく生きるためのリズムなんだ。だから夜のスマホが良くないといわれるのは、こうしたリズムを狂わしてしまうから。

リズムの狂いは自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響がある。いろいろな弊害が出てくるのは目に見えているし、科学的に信用できそうだ。

まとめ

今までメガネを買うとき、「ブルーライトカットなんていらん!ただのマーケティングや!」と思ってたけど、わりとそんなことないな。

毎日何時間も受け続けるブルーライトをカットできるなら、全然安い。①と繰り返すが、「投資だこれは。」と思った。



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