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物語は残酷だ。 現実には終わり等ないのに、物語には終わりがあるのだから堪ったものではない。 それが終わった後も、生き続けねばならぬこちらの身にもなって欲しい。 あの輝かしく切り取られた時間の果てを、きちんと描いてはくれぬものか。 ハッピーエンドで終わるもの程、信用がならないと思うのは、僕がひねくれているからだろうか? そんなことを、会社の屋上でコンビニで買ったサンドイッチを頬張りながら考える。 僕は物語が嫌いだ。 こっちの頭を一杯にして、さっさと去っていってし