【2分で分かる】 ファンベース のまとめ
こんにちは。note初心者のRenです。
皆様の心を掴む良い書き出しにしたかったのですが思い浮かびませんでした。
#芸人さんってすごいですね
私のnoteでは読んだ本の内容をコンパクトにまとめ説明しながら
自分自身の備忘録としていきたいと思っています。
コンパクトな分量なので是非お付き合いいただけたらと思います。
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さて、今回は佐藤尚之さん著作の「ファンベース」について
まとめていきたいと思います。
※ファンベースとはファンを大切にし、ファンをベースにして、
中長期的に売上や事業価値を高める考え方です。
忙しい皆様でも気軽に読めるよう2分読み切りの長さとなりますので
是非一度お読みください!
目次
①ファンとは
②ファンベースが重要な理由
ー上位20%のファンが売上の80%を占める
ーファンがファンを生んでくれる
ー薄利多売に巻き込まれない
ー単発な施策は効果が薄い
③ファンの支持を強くする
ー商品にストーリーを纏わせる
ーファン同士が繋がれる場所を作る
ー忘れられない体験づくり
ー口コミをデザインする
④まとめ
①ファンとは
まずこの本をまとめる上で、
「ファン」の定義をはっきりとさせていきます。
ファンとは、「サービス提供者を応援してくれる人」のことをいいます。
#サッカーのファンは弱くなっても応援し続けますよね
#そんなイメージです
一般的には商品を買ってくれる人のことをファンと呼びがちですが
そのような人は、他社からより高機能や安価なものが発売されると
簡単に移ってしまうので「顧客」となります。
②ファンベースが重要な理由
1:上位20%のファンが売上の80%を占める
少し驚きの数字ですよね。
これは「プレートの法則」と言われるもので、
多少の数値の前後はありますがあらゆるサービスに当てはまります。
#カゴメは上位2.5%のファンが売上40%を占めているよ
なので新規顧客を増やすことに目を向け過ぎて
ファンを蔑ろにするのではなく、ファンを大切にしてリピート率を
さらにあげた方が売上の安定につながります。
2:ファンがファンを生んでくれる
口コミほど優秀な宣伝方法はありません。
どんな有名人や綺麗な女優さんがCMでおすすめしていても購入はしないのに、
友人からおすすめされて何かを購入してしまった経験が皆様にもあるのでは無いでしょうか。まさしくそれです。
#私は友達からの勧めで梨泰院クラスを一気見しました。
ファンとなった人は友人や周りの人に口コミやSNSで自分から勧めてくれます。
そして、それは連鎖しマス広告にも負けない広告効果を生みます。
3:薄利多売に巻き込まれない
日本は今後、超高齢化社会に突入します。
毎年100万人もの人口(千葉市相当)が減り、2024年には3人に一人が65歳以上となります。
高齢者は新規のものには手を出さず、お金はため込むので
消費は先細りし、新規顧客は獲得し辛くなります。
なので、サービス提供者を応援してくれるファンの獲得は必須なのです。
4:単発的な施策は効果が薄い
超成熟社会である日本において一時的なバズは効果が薄れてきています。
その瞬間には印象に残っても数時間、数日後には人々の記憶から消えているのが
ほとんどです。
#100日後に死ぬワニ
Youtubeには1日300時間分の動画がUPされるなど情報過多な世の中になっています。
その中で、新規顧客獲得のために高コストでバズりを狙うのではなく
今までのファンの離脱率を下げることの方が売上の安定に繋がります。
③ファンの支持を強くする
ファンの支持を強くするには
愛着とファンであることに自信を持ってもらうことが重要です。
1 :商品にストーリーを纏わせる
友人からのプレゼントが嬉しいのは、選ぶのにかけてくれた時間や想い
が伝わるからですよね。
これはビジネスにも使えます。例えば商品の製造過程を見せたり
職人さんの想いを乗せたりと裏側を後悔することで
より愛着を持ってもらいやすくなります。
あるお店では、商品名を
「バイトのかほちゃん(バイトの女の子)が丹精込めて作ったおにぎり」
に変えたところ売上が伸びたそうです。
このようにバックグラウンドが見えると愛着を持ちやすいですよね。
#Niziuのヒットはその典型ですね
2:忘れられない体験づくりをする
あるお店で、心のこもった接客をされそのお店のファンになった経験のある方も多いのでは無いでしょうか。
例えば、スタバでコーヒーを買ったらメッセージを書いてくれた
AKBの握手会で手を強く握ってくれた
よく行くお店で名前を覚えてもらえた
忘れられない体験をすると愛着が湧きファンの支持を強くしてくれます。
このような体験を提供することが重要になります。
3:ファンの集まれる場所を作る
ファンが集まれるコミュニティを作ることで
ファンの好みが分かり今後の開発のための情報を得ることができます。
また、ファン同士が繋がることでより愛着を持ってもらいやすくなります。
例えばイベントであれば、イベントを楽しむ目的だけでなく
「イベントに行けばAさんに会えるから行こう」というふうに動機を一つ増やすことができ離脱率を大幅に下げることができるのです。
#ファン同士の待ち合わせ場所
4:口コミをデザインする
この言葉は本書では出てこないのですが、まとめるとこのような意味になります。
「ファンには売るな。ファンを通して外に売れ」
前述したようにファンは新たなファンを生んでくれます。
そのためには口コミをしやすい環境を作ることが大切です。
バズを狙ったりマス広告は一時的な話題性を狙うのではなく
「あのCMの商品めっちゃ良いよ」という口実に繋がるような活用を
するべきです。
また近年は、ファンと商品を共創することも増えています。
ファンコミュニティの中で発案・相談を重ね作った商品は
ファンにとっては自分たちが作った商品となり、
これ以上ない口コミの種となってくれます。
③まとめ
以上が私が「ファンベース」を読んで重要だと感じた項目になります。
コンパクトな量にするために、言葉を変えたり事例を省きましたが
実際に本書では、企業名や具体例などが挙げられ丁寧に説明されています。
マーケティングを学びたい方には必読の一冊となりますので
是非一度ご覧いただければと思います。