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吾輩は…。【小説】

吾輩は猫では…ない。
ちょっと小説を書こうかと思いまして、
気がつくと僕は小説を書くとき有料にしていたんですね。

自分がどんな小説を書くのかも紹介せずに、有料小説ばかり作っても
そりゃあ読む人いないや、と思ってサンプルを書こうと思います。

とは言っても情景が全然書けなくてダメダメな小説なんですが、
読んでくださる人が居れば光栄です。



以下小説。





吾輩は2軍男子だ。いや3軍かもしれない。
そういう自覚は持っているつもりだ。

スクールカーストなんて馬鹿馬鹿しいけど、
自分を冷静に分類するならそういうことになる。

ただ受験はスクールカーストをひっくり返す。
別に偏差値順に偉いわけではないが、
受験はカーストより学力を重んじる。



という、前提で、カースト上位は面接が得意だ。
なので推薦入試を薦めることにしている。
今から四合五落で受験に専念するよりは、
得意の人当たりの良さで、面接で受かればいいではないか。

と、達観している←←←自分で言うんだ。


そんな僕の噂を聞き、1軍男女が相談に来る。
僕は進路指導の教師か!
でも人を散々2軍扱いしておいて、
よく平気で頼って来れるな、

とか卑屈に思ったりしない。
これで僕も1軍に仲間入りだー、とか内心気持ちよく、
アドバイスを差し上げる。



ただあるとき、数学の問題を聞きにきた1軍男女がいて、
1軍といえど受験組の彼らは偏差値を上げるのに一生懸命なのだ。

それで意気込んでノートを手に取り解説をしようと黒板に向かうと、
「ノートを見せてくれればいいから」
だってさ。

極力2軍男子には距離を置きたいらしい。
僕は1軍になれるかもと期待していたが、
そこでガクンと2軍男子に固定されてしまった。



それから僕はカーストを気にするのやめた。
質問も受け付けない。
分からない問題?あぁその問題は僕も分からないから先生に聞けば
(ま、親しい人間が聞きに来れば教えるけど)。

小さい人間か。
小さい人間だよ。

でも本当に小さい人間には運命も厳しい。
楽勝に思っていた前期試験が受からず、
奈落の底に落とされた。




やはり他の人への態度というものは、天命に影響するのだ。
僕は即悟って、即実行した。
前期試験落ちた人達を誘って、
連日自習部屋でタッグを組んで勉強したのだ。
分からない所は教えてやり、
英単語は辞書を引き周知する。

この人に貢献する態度が結果に結びつくと信じて…。

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