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kawatamaico
ばあちゃんの手は魔法の手
今ではもうしわしわで、でも爪の形や手の形は自分そっくりだ。
身長145センチの小柄なばあちゃんの手には魔法がある。
びっくりするほどおにぎりを美味しくするのだ。
遠足、おやつ、運動会。いつもばあちゃんのおにぎりを食べた。
絶妙な塩加減。でかい米の塊。
あの握りが強くてほぐれるなんて程遠いが何故か温かいあの味が僕を育てた。
運動会のときに重箱いっぱいにおにぎりを入れてきて食べたのが懐かしい。
小さいときに食事に制限のあった僕のおやつは決まっておかかと梅のおにぎりだった。
当たり前なことだと思っていたが実はそれはとても手の混んだおやつであるのを知るのはその15年後。
あんなに美味しくて考えられたおやつは他にはない。
そんなことを考えながら深夜の会社でコンビニのおにぎりをかじった。
うまいけど何かが足りない。足りないなにかを見つけられるような人生を送りたいもんだ。
梅おかかおにぎり
かつお節 小袋2パック
ねり梅 大さじ1
醤油 小さじ1
酒 小さじ1
みりん 小さじ1
鍋に油少々を引き火を入れる前にかつお節と醤油、酒、みりんをいれてよく混ぜる。
火をつけ、みりんのアルコールを飛ばす水気がなくなればOK
最後に火を消してねり梅を入れて全体をよく和える。
塩を軽くし水を含ませた手にご飯を取り、くぼみを作っておかかを入れる。
優しく握り込み形を整える。
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