【馬肉】長野・伊那市駅の「焼肉のいたや」。伊那名物おたぐりと馬さしを味わい尽くす!
南信州伊那の郷土食「馬刺し」。長野の飯田、伊那地域では、食用といえば馬肉を指していたくらいに、当時から日常的に馬肉を食べていた文化がございます。先日馬のもつ(腸)の煮込み料理おたぐりもご紹介しましたが、それほど伊那地方には馬肉文化が根付いています。
そんな伊那市駅から徒歩で1分の距離にある精肉店併設の焼肉屋さんが「焼肉のいたや」さんでございます。この日は、ADDressさんの伊那の拠点で過ごしてましたので、馬肉料理を味わおうと拠点から程近い「焼肉のいたや」へ。
まずはおたぐりで一杯。
おたぐり(馬モツ煮) 600円
本当におたぐりはおふくろの味のようにお店によって味付けや具材のアレンジが異なります。モツも適度な歯ごたえ感があり、臭みもなく美味しい。
馬肉のハムもいただいてみます。
馬ハム 500円
馬肉の生ハムは、塩加減も強くないので、豚肉のハムに比べて旨みがあるのにあっさりしています。クセもなく食べやすいので、そのまま食べてもいいですし、マヨネーズを和えて食べても旨い。
続いて馬刺しを。
一頭の馬から少ししかとれない貴重なヒレ肉。脂身がなく、さっぱりしている赤身肉で、きめが細かくなめらかな食感を併せ持っております。馬肉でも脂が乗った大トロもまた格別ですが。
今宵は馬肉尽くしといきましょう。ヒレステーキを。
桜(馬)ヒレステーキ 1,950円
赤身がとっても柔らかくてジューシーなヒレステーキ。早速頂いてみます。
美味い!レアで表面だけコゲ目が付いた馬刺しの旨さとステーキの焼肉感を同時に楽しめます。
桜鍋も頂きます!
桜(馬)鍋セット うどん付き 一人前 2,000円
色鮮やかで新鮮な馬肉が運ばれて参りました。お野菜も盛り沢山です。
お鍋に馬肉とお野菜を投入します。
ぐつぐつ煮えていい香りがして参りました。頂いてみます。
肉色が赤みがかった桜色とはまさにこのことでしょうか。卵に浸してすき焼きのように頂く桜鍋は、甘めの味噌と割り下の味が染み込み恐悦至極でございます。
〆は、うどんかライスか選べますので、おうどんに致しました。
こちらも桜肉の出汁が染み込んだお鍋で煮て頂きます。
うどん馬肉のうまみと野菜が溶け込んだ出汁でいただく〆のうどんはまた格別です。
如何でしょうか。といつものように言いたいところですが、まだ続きがございます。伊那の三大珍味はご存じでしょうか。中でもざざ虫、伊那子、蜂の子は珍味として親しまれております。そうです、ここからその三大珍味も味わってみようというわけです。虫と聞いて、虫唾が走ってしまうかたここで回れ右をしてくださいね。
まずは、イナゴから。
いなご 400円
美味い!昔から貴重なたんぱく源として保存食として食用されてきたいなご。別名「岡えび」と呼ばれるように、甘辛く煮たエビと言ったらいいんでしょうか。
次に、蜂の子いきましょう。
蜂の子 400円
普通に美味しい佃煮のような味わいです。無理して食べてるんじゃないかって思われるかもしれませんが、全くです。最近は普通の食べ物に飽きてしまって、珍味を食べるのが楽しみなんでございます。蜂の子は、多くの国で食べられている食物ですし、中国の医学書には「不老長寿の作用がある」として「上薬」として知られているほどです。
ラストは、ざざ虫を。
ざざ虫 500円
ざざ虫とは固有の虫の名前ではなくトビケラ、カワゲラ、ヘビトンボの幼虫などといった川の中に棲んでいる虫を総称してざざ虫と呼ばれています。主に、つくだ煮などにして食用にされ、エビのようなほどよい食感が特徴です。
どれも酒の肴にもってこいじゃありませんか。食わず嫌いとはよく言ったものです。ディスカバリーチャンネルで放送されていたベアグリルス主演の「MAN_vs._WILD」を刮目していたので普通に食べることができました。
如何でしょうか。伊那地方の郷土料理を味わい尽くすことができる「焼肉のいたや」さん。南信州伊那の郷土食「馬刺し」味わい尽くすことができます。ちなみに、伊那の三大珍味は「焼肉のいたや」さんだけでなく、伊那の居酒屋さんで当たり前のように置いてある酒の肴なので、「焼肉のいたや」さんが特別ではないので悪しからず。
皆様も、南アルプスの大展望を楽しみながら、郷土料理に舌鼓を打ってみては如何でしょうか。
店名:焼肉のいたや
住所:長野県伊那市伊那西町春日町第一4873
TEL:0265-78-7188
営業時間:不明
定休日:不明
備考:
written by パープル@いつでもどこでも働ける、リモートワーカーという生き方
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