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narukuni
どんなに悲しくても淡々と生活は続いていく
悲しいことがあった。
働き始めたばかりの図書館をクビになってしまったのだ。よくわからない理由で。
試用期間だったけど、急なことだったのでびっくりした。これって不当解雇じゃないかな。と思ったけど、ショック過ぎて何も考えることが出来ない。
まるで人生の全てを否定された気持ちになってしまった。
絶望。
今日は次男と映画を観る約束をしていたから、頑張って観に行った。それがとても面白くてゲラゲラと笑った。
でも油断すると、思い出して泣きそうになる。
お腹に力を入れていないと涙が出てきてしまう。
母が入院しているので、明日は病院に行かなくてはいけない。こんな時なのに、自分のことだけを考えていることは出来ないのだ。
毎日生活をしなくてはいけない。家族のために家事をしたりお世話をしたりしなくてはいけない。
そんな気分じゃないんだよ!
と思っても生活を続けなくてはいけないのだ。
でもそれが、わたし自身を助けているところもある。ずっとそのことを考えていたら、どんどん気持ちは沈んでいくだろう。
闇はわたしの隙を見つけて取り囲もうとしている。
続けるのだ。生活を。「生」を。
そうして傷が癒されていくのを見守るしかない。
わたしは大丈夫。わたしは悪くない。
運が悪かったのだ。
どんな人もわたしを傷つけていい理由などない。
わたしの味方はわたしだ。
何度も心の中で唱えてみる。
大丈夫。だいじょうぶ。ダイジョウブ。
…全く大丈夫じゃない。
生活は続いていく。今日も明日も明後日も。
大丈夫じゃないわたしを置き去りにしたまま。
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