やった!一箱書店オーナーになれる!
1月15日 晴れ
一箱オーナー書店を経営している会社からメールがきて、説明会に行ってきた。
棚数が足りないけど、説明だけでも聞きに来てください。とのことだったので期待しないで行った。
わたしの他に4名(1組は夫婦で来てたから、正確には5名)、説明会に来ていた。
会議室に通され、席に着く。
この中で何名の人がオーナーになれるのだろう。こんなにいるなんて、きっとダメだ。と諦めかけていたら…
なんと、全員なれるとのこと!棚が空いたとのことだった。
みんなで歓声を上げる。良かった~良かった〜と喜び合う。
まさか、夢のひとつが叶うまであと一歩になるなんて!(あとひとつはZINE作り)
ボーっとしている間にも説明は進んでいく。
とりあえず儲からないらしい。
それは期待していなかったから、まあ、そうだろうと思った。でもその割り当てられた棚は、わたしの好きな本を好きなように売っていいとのこと。
むふふ…笑いが止まらない。あの本もこの本も売ってみたい!蔵書ならたくさんある。ZINEだって作る予定だ。わたしの世界を作り出すことができるのだ。
オーナー。なんて素晴らしい響きだろう。ワクワクする。
説明が終わるとみんなで一緒にそれぞれの棚を見る。個性的な棚を見ながら、みんなで想像を膨らませる。一緒に説明を聞いたある女性は、自費出版した絵本を置きたいという。
「わたしもZINEを作って置きたいんです!」
と話すと、
「それじゃあ、安い印刷会社を教えてあげる!あと良い出版社も。何でも聞いて!」
と言ってくれた。
なんと!さっそく道が広がり始めている!
もう未来しかない。
帰り道、絵本を自費出版したというその女性と2人で一緒に駅まで歩く。その方はずっと幼児教育に関わってきたという。
「わたしね、30年も前からずっと絵本を出版したいと思って、やっと実現したの。後悔したくないって思った。自分で、少しでも間口を広げて本を売りたいって思ったの。やらない後悔はしたくなかった。自分のできる範囲で動こう。やろうって思ったの。」
と熱い思いを語ってくれた。
わたしもそうだったから、とても共感して、
「わたしもです!」
と何回も興奮して言った。
みんな色んな思いを抱えて生きているんだな。
そして、夢がひとつ叶おうとしている。
たくさんの経験をしてきただろう大人たちが、まるで青春時代が戻ったかのように、目を輝かせ、希望に胸を膨らませている。
あの時、わたしが一箱店主をやってみたいと言った時、夫が背中を押してくれなければ今頃、いつかいつかと言っていただけだった。
「動かないと何も始まらない」
そう、あの女性は言っていた。
動き始めた運命の歯車をもう止めることはできない。いや、止めたくない。
とりあえず屋号を決めて、本を選ばないと!
あー忙しい。あー楽しい。
楽しみに胸を踊らせながら、今日はいい夢をたくさん見よう。
明日もいい日になりますように。
(昨日のこの言葉は伏線になったから、これから毎日書こうと決める)