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551エビ焼売 オーストラリア ヤラ・ヴァレーのピュアな果実味とのハーモニー
ゴールデンティークに帰省先から関西を経由して東京に戻った。伊丹空港で551の赤文字が目に入る。10年以上前、関西に住んでいたときは気が向いたらいつでも食べられていたが、東京ではそうはいかない。その味わいを思い出したくなり、豚まん、エビ焼売、餃子を購入した。豚まん、餃子は飛行機を待ちながら空港で食べてしまったが、エビ焼売は残しておき、東京の自宅に戻った後にワインと合わせることにする。
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先日訪れたレストランのランチで少しだけ残ったドメーヌ・オヤマダ, BOW!を持ち帰っていたので、まずはこちらと合わせる。
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ワインの滋味と包容力は圧倒的だが、エビ焼売の風味を圧倒してしまった。この少し熟成が進んでいて複雑な風味も表出されているので、味付けの濃いめの魚料理や、豚肉料理などがフィットしそうだ。
続いてセラーに残っていたオーストラリアのワインを。
ソウマ シャルドネ ヘキサム ヴィンヤード、ヤラ・ヴァレー、オーストラリア、2020 2,558円
Soumah, Chardonnay, Hexham Vineyard, Yarra Valley, Australia, 2020, 13%
発酵は野生酵母を用い、熟成は新樽20%を用いているということで、荒々しさや樽のニュアンスが強いニューワールド的なワインなのかと想像するも、良い意味で裏切られる。口に含むとピュアでクリーンな果実味とみずみずしさが溢れる。果実香には柑橘というよりはパッションフルーツやメロンなども含まれるが、押しつけがましくない。香りの成分はトロピカルな要素を含むが、香りのボリュームが適度に抑制された素晴らしいチューニング (要素もボリュームも熱帯的だと、むさ苦しくなってしまう) 。開栓当日はあまり強い印象には残らなかったが、数日かけて素晴らしく発展している。3,000円を切ってこのパフォーマンスは驚きだ。
ワインをエビ焼売に合わせる。
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エビ焼売のエビ特有の甲殻類の旨味、それを吸い込んだ焼売の生地のホクホクとした口当たりに負けない、ワインの香りの果実の要素。樽も適度に効いていて生地の小麦とほどよくなじむ。それでいてワインの風味はみずみずしくエビ焼売を圧倒することなくしっかりとバランスする。意外で楽しい組み合わせを発見できた。
相性: ★★★★☆