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オリーブオイルとハーブほんのりサーモン 春めくペリエ・ジュエ ロゼ

4月上旬、友人宅でのワイン会にて。お堅いものではなく家族どうしで集まって昼過ぎからグラスを傾けるお気軽な会だ。コロナ禍により会いづらい状況が続いていたため、数年ぶりの再会。
主催の友人は、イタリア駐在経験あり、イタリアワインの造詣が深く、ワインは全てイタリア尽くし。
スタートの一本だけ、ゲストがペリエ・ジュエ ロゼを持ち込み。春先にぴったりのロゼ泡だ。ペリエ・ジュエはアネモネの花柄のベル・エポックが目立つが、ロゼも素晴らしい。

フレッシュな果実味と酸味をしっかりと感じさせつつ、軽やかに舌に残るタンニンが心地よい。

元々、寒冷で気候が不安定なシャンパーニュにおいて、単年収穫のブドウだけでワインを造ると年によって品質がまちまちになってしまう。そこで複数年のワインを貯蔵しておき、ブレンドすることで一定の品質を毎年維持することに繋がった。この取り置きのワインをリザーブワインと呼ぶ。ペリエ・ジュエでは12~15%を用いるそうでそこまでブレンド比率は高くなく、それがゆえにワインからもフレッシュな風味をしっかりと感じられて楽しい。
このロゼは、ピノ・ノワール(50%)、シャルドネ(25%)、ピノ・ムニエ(25%)のブレンドだ。1/4ブレンドされている白ブドウのシャルドネの酸味が、残り3/4の黒ブドウの果実味をしっかりと引き立て、ワインの飲み口を軽快にしている。

食事はオードブルなどをテイクアウトで手配。

ペリエ・ジュエ ロゼに合わせたのは、サーモンだ。オリーブオイル、塩、ハーブがほんのりと効いていて、サーモンの旨味、脂が引き立つ。

サーモンの余韻さめやらぬ中、ペリエ・ジュエ ロゼを一口。火を通していないフレッシュなサーモンの旨味と脂の余韻に、ワインの活力のある果実味と酸味がぴったりと寄り添う。食事の色とワインの色を合わせておくと大体間違いはない。期待通りのペアリング。
相性: ★★★★☆

この会のイタリアワインシリーズは以降で取り上げる。

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