厚切りしめ鯖 コスパgoodのチリシャルドネ
先日の同僚との夕食の続き、神保町の海の幸 林家にて
夕食といってもその後、自宅に食事の用意がある同僚もいたので軽めに。
前菜のトップバッターつぶ貝の刺身に続き、しめ鯖に箸を。
お酢を少し控えめにしている分、しっかりと魚肉の風味が伝わってくる。また厚めに切ってくれているので口内にしっかりとサバの風味が留まってくれる。
全体的にリーズナブルな価格ながら、海鮮を看板に掲げているだけあって、新鮮で無駄がなく、コスパが素晴らしい。
そんなことを考えつつしめ鯖をつまみ、白ワイン二口目に。
サンタ リタ ヒーローズ シャルドネ, 3,500円 (レストラン価格)
Santa Rita, Heros Chardonnay, Valle Central, Chile, 2019
フレッシュな青リンゴなどの快活な果実香に、メロンや洋梨などの香りも垣間見える。
よく熟した果実味の恵みが詰まっており、フレッシュさと厚みを兼ね備える風味、酸味は中庸。複雑さはあまりないが果実味のキレと厚みを持つ魅力的なワイン。樽や熟成感がほとんどない分、ワインの果実味がストレートに伝わる。
ワインをしめ鯖に合わせてみる。
ワイン快活な果実味がしめ鯖の旨味、脂に反発しないか不安はあったが、これも杞憂に終わる。
鯖の旨味、脂が広がりほんのりとしめ酢が広がる。酢の酸味に繋がるようにワインが寄り添い、ワインの果実味は魚に反発せず、しっかりとその個性が伝わってきた。料理とワインが高め合う相乗効果はあまり感じられないが、個性ある風味のしめ鯖に反発しないということは魚全般にも合わせられそうなオールマイティなワインだろう。
相性: ★★★☆☆
先日、果実味厚め、樽香強めのカリフォルニア ソノマの白ワインとタラの煮付け、ニシンのスモークが完全に反発したがやはり、樽の有無、強さは魚と合わせるにあたってとても重要になる。