小学生への栄養ワークショップ
小学生の子ども達の放課後の生活やお勉強のサポートをしていると,1年生の時は同じ様な体つきだった子ども達が,2年生の秋頃になると,ずいぶん体つき,物事や勉強の時の集中力,人間関係の力が違ってくるなと思います。
とても安定してきて,集中して家からの課題の勉強を自主的にすすめる子ども達,身体ががっしりしてきて,友だちとうまくやれるようになった子ども達がいる一方で,集中力がまったくない,集中が続かない,衝突が多い,何だか荒れていてすぐに手や足がでる状態が続く子どもたちもいます。
お迎えにいらっしゃるお母さまから,さまざまな相談を受けることも増えてきました。
子ども達は,身体が小さいので,発達には食や栄養,睡眠など,日々の生活の影響が大きいですね。
エネルギーが切れてぐったりしてしまう,鼻血が多い,目を頻繁にしばしばする(チック症状)、ずっと人の周りをぐるぐる回っている,異常に寒がるなど、栄養が直結していそうです。
花風社さんの浅見さんが言う「生命維持活動ができないと学びに向かない」ということは,子ども達と接していて実感しています。
最も基本的な食,栄養,睡眠,排せつなどが整って,すなわち,生命維持活動ができてはじめて,集中することや学びになるわけですよね。
季節の変わり目は,体が気温の変化についていかれず,怪我もしやすいし,心身不安定になる人も多いです。
食や栄養や睡眠と,体や心,脳みそとの関係について,子どもたち自身が聞いたことがあるだけで,彼らの未来を少しでもより良くできるかもしれないという思いから,子ども達に栄養のワークショップを行いました。
1回目は小学2~4年生17名。2回目は小学1年生18名。
季節の変化で心身の疲れが出ていないか,コロナの不安や影響は出ていないかなど,子ども達はそれぞれワークをしながら自分たちの生活を振り返りました。
昨日の夜,今日の朝のご飯を聞いても,忘れている子ども達も多いです。さまざまな刺激を受けている子ども達は,忙しくて食べたものなど覚えていないのですね。でも,自分の大好物がでたり,お誕生日の食事などは明確に覚えていますよ☺。
睡眠や栄養がどのように体や脳みそに影響するのかということや,とっても大切な,摂るべき栄養も伝えました。
背が大きくなりたい,勉強もできるようになりたい!,子ども達はぼんやり感じています。
それから,不安低減,集中力増進,少しリラックスして休むために,マインドフルネス瞑想も行いました。
男の子は小学2年生くらいになると心配なことや嫌なことがあっても,親にも相談せず自分の中で処理していくようになる子もいますね。嫌なことがあったら相談していいことや,呼吸をして落ち着くことなども伝えました。
40分持て余すかな,と思った栄養ワークショップでしたが,子ども達は「タンパク質!」とか声をあげながら結構楽しそうに参加していました☺
(2020/10/22 のcookpad記事を追記編集して記載しています)
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