マガジンのカバー画像

アーキテクチャーフォト後藤の思考推敲

アーキテクチャーフォト編集長が、単著『建築家のためのウェブ発信講義( http://amzn.to/2ESVm0N )』執筆以降に考えたことを綴っていきます。 日々の雑感や、建築…
個別記事の閲覧料金は高めに設定していますので、定期購読頂く方が「断然お得!」です。月2-3回くらい…
¥480 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2022年2月の記事一覧

なぜ"コンセプト圧縮"なのかーーネット上の建築発信の今を整理する

先日のイベント内で「コンセプト圧縮」というワードで、アーキテクチャーフォトの取り組みを説明したのですが、twitter等でもそこに言及してくれる方が何名かいらっしゃったり、別途声がけをしてくださる方がいたりと、試みに手ごたえを感じていました。

そんなこの取り組みですが、引き続き考え続けて色々と整理出来てきた感覚があり、文字化(外部化)してみようとPCに向かっています。

***

大きく、2つの

もっとみる

自分の個性は他者との対話の中で見つかる

昨日は、祝日でしたが、東京建築士会さん主催のセミナーがあり、短い時間ですが登壇させてもらいました。こちらで繋がってい方にはもしかすると、聞いてくださった方がいるかもしれません。

今回は、そこでの感想や気づきを自身の為にも記載しておこうとPCに向かいました。

***

このセミナーですが建築士に合格した方向けに企画されたもので、僕以外にも、様々な立場の方が複数名お話しする内容でした。建築家、大学

もっとみる

理想の建築は、小さなリアクションを通した社会との対話の中で研ぎ澄まされ、実現する

先日、オンライン建築イベント「よなよなzoom」に参加して色々と対話が出来て勉強になりました。ここで繋がっている方の中でも聞いてくださった方もおられますでしょうか?また感想を伺えれば幸いです。

***

色々なお話が展開したと思うのですが、僕はもうずいぶんとメディア側の人間になってしまっているので、改めて建築家の皆さん側の立場で「発信」することの意味を再考出来て勉強になりました。それは、自分が設

もっとみる

よなよなズーム「これからの建築の伝え方」用、キーワードメモ

アーキテクチャーフォト編集長 / 代表取締役の後藤が参加する、イベント「よなよなズーム『これからの建築の伝え方』(https://twitter.com/4747zoom/status/1483654493715648513)」用に、状況整理的に、思いつくキーワードをメモしてみました。参加される方は見ていただくと面白いかもしれません。

■海外ウェブメディア
・日本とは異なる読者層に発信可能
・世

もっとみる

建築家は、いつ自分だけのテーマに出会うのか

先日、府中市武術館で行われているアート展「池内晶子 あるいは、地のちからをあつめて」を見に行きました。

現代アートのインスタレーション作品を大きなスペースに数点展示するダイナミックなものでして、非常に素晴らしかったです。

ぼくは、池内さんの作品の予備知識なしに行ったのですが、「絹糸」を作品の材料として用い一貫した作品を作り続けているようです。

大きな展示室には、その絹糸を編み上げた繊細な構築

もっとみる

建築メディアを取り巻く状況の雑感

先日、よなよなzoom第28夜「これからの建築の伝え方」というイベントに登場すると書いたとおもうのですが、それにあたって、ぼんやりと色々考えていました。

それを少し整理するために文章を書いてみようとPCに向かっています(僕の場合、テキストにして思考を外部化すると色々クリアになる感覚があります)。当日は、様々な参加者の方との対話の中で進むので、ここで書いたような内容にはならない可能性も大きいのです

もっとみる

下請けの美学

少し時間が空いてしまいましたが、ふと思い出して、前から書きたかったテーマで少し書き綴ってみたいと思います。