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ファクトリーブランドの本気度"COOHEM"

オンラインで服を買うことも多くなった。それでも売り場で体験するインスピレーションがオンラインでは感じられないので、自然と愛着が薄れて着用頻度も少なくなる。そんな中、銀座三越で例のインスピレーションを感じるニットを見つけてしまった。COOHEMというブランドはその時初めて知ったが、その取り組みや背景を知りさらに好きになってしまった。

COOHEMは山形県の老舗ニットメーカー米富繊維株式会社のファクトリーブランド。ブランド名は「交編」=異なる種類の糸を編み込むこと、に由来するそう。職人の技術が光るファクトリーブランドの本気度がうかがえる。

米富繊維はニット産業が古くから盛んな山形県山辺町が創業で、素材や編地の開発から製品作りまで評価が高くアパレルメーカーのOEMも担う。

1.「交編」の技術がものすごい

こんなモサモサした糸を機械で編んでいるのか、と感心する。仕上がりをどう予想できてたのか、とか種類の違う糸なのに均一に伸縮するのかなど勝手に心配するが、これら全て工場の職人さんの技術なのだろう。

2.カジュアルもフォーマルも馴染む

ざっくりしたテクスチャーはジーンズにも合う。ツイードっぽく丈夫そうな質の良さは仕事場やフォーマルなシチュエーションでも映える。時代や年代によらず長く使える。

3.作り手の思いが伝統を次世代に繋ぐ

機械のプログラミングの技術も高い、デザイン性も高い、それら全部含めて関わる作り手の人々が交編の伝統を次に繋げていきたい、という信念を感じる。その思いを大事に着つづけたい。

着るとその日1日ご機嫌でいられる。会う人に「それってどこの?」の聞かれて、こーゆーの好きな類友が集まのも楽しいな、と思う。


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