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リバーサイドに心地よい時間が流れる"Hotel Noum Osaka"
最近大阪へ行くときは、必ず「Hotel Noum Osaka」に泊まっている。
天満橋に程近く、中之島を近くに臨む旧淀川沿いのリノベーションホテルである。
コーナー部の入り口はいつも街に開かれ、訪れる人を温かく迎えいれている。
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特に目に引くのは、真鍮で形取られたロゴデザインである。ロゴやペーパーアイテムはデザイナーの村手景子氏、ドアハンドルや照明器具などのプロダクトはalloyが手掛けている。
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1.細部へのこだわりの手仕事に心洗われる
このホテルは置かれているアイテム、プロダクトのひとつひとつが美しい。ドアハンドルはコロッとしてカタチもよく握りやすい。室名の番号もオリジナルでデザインされている。流行りのデザインでもなく、特異な主張もないが、作り手がこのホテルや客人を想い、丁寧に仕事をしている様子が伺える。故に空間が整然としていて、心が浄化される。
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2.元気に送り出してくれる朝食
結局いつも夜は、大阪の知人たちと繁華街で食べて飲むことになる。朝、油の臭いを纏う上着に一生懸命消臭剤をふりかける。その後1階のカフェに降りると、身体に良さそうなジュース、朝食が迎えてくれる。野菜がたっぷりで、ソースも他にはない、絶妙に食が進む味付けだ。そして見た目や彩りも美しい。アボカドはどうしたらあんな薄くスライスできるんだろう、外食ってやっぱりいいな、と思う。今日一日、この朝ごはんで元気に過ごせそうだと確信する。
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3.客人のらしさを尊重するコミュニケーション
全てのデザインが素晴らしく丁寧だが、それはスタッフの方々の対応も同様だ。どうぞご自由にお寛ぎください、という一見放置な感じに見せつつ、スタッフはお客さんのことをよく見ていて、その人それぞれに合ったコミュニケーションを行っている。お客さんは出張や観光、その他諸々の用事でこのホテルを利用する為、ホテルでの滞在時間や精神状態も異なる。すぐ寝たい、何だか今日は誰かと話したい、そんな状況を丁寧に読み解いて押し付けでもなく放置でもない、心地よいコミュニケーションを図ってくれる。
このホテルは一貫して、丁寧で美しい。非日常ではあるが、日常の延長にあってほしい理想の居心地の良さだ。