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【雑記】リリースから10日でサービス停止した「CONCORD」について
みなさん、こんにちは。リマークスです。「オーバーウォッチ」はなんやかんやで続けているため、このゲームはしばらく安泰だと思いました。
「いきなりどうした?」
いやあのねサービス開始から僅か10日でサービス停止した「CONCORD」ってゲームがあるんですよ。
あくまでサービス「終了」ではなくサービス「停止」なので注意です。
サービス終了と散見されますが、サービス再開の可能性もあり得ます。
本作を1秒もプレイしていないエアプなのでヒーローシューターとして内容は書けません。その他の意見を書きます。
キャラデザインが終わっていて導入として最悪
全く知らないゲームを手を伸ばすかどうかの判断としてどういった観点が挙げられるでしょうか?「戦闘システム」「ゲームシステム」「美しいグラフィック」等が挙げられます。その内1つに「キャラデザイン」も大きな要素を占めるのではないでしょうか。
「自分の好みのキャラはいるか」⇒ちょっと気になる。
「自分の好みのキャラがいない」⇒もういいかな。
ユーザー目線からすると「ちょっとでも気になる」に値するデザインのキャラがいれば公式サイトを見たり、YouTubeで動画を探すはずです。少なくとも購入する可能性のある見込み客となります。
しかし「もういいかな。」と感じたユーザーは以降の行動で調べるでしょうか?いいえ、以降の情報を調べることなく別の関心へと心変わりするはずです。
それではここで各ヒーローシューター系のゲームのデザインを見てみましょう。画像サイズの関係で一部のキャラのみになります。
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いかがでしょうか?他のゲームデザインと「CONCORD」比較すると奇をてらったようなデザインに感じるのは私だけでしょうか。下記はあくまで私の主観です。
「CONCORD」は「OverWatch2」のようなピクサー顔向けのデザインでもなければ、「Valorant」や「ApexLegends」のように特殊能力を駆使しそうなデザインでもない、「The FIRST DESENDANT」のような洗練された美しいデザインでもないんですよね。
ポリコレを意識しすぎた結果、ダメになった典型例だと言えます。
「ポリコレ」とはポリティカルコレクトネス(political correctness)の略称です。社会制度やあらゆる表現を差別・偏見のないものに変え、人種や性別、年齢、障害の有無などによるマイノリティ・社会的弱者を守るための運動を指します。
ポリコレによって差別や偏見をなくすことが期待できる一方で、ポリコレを意識するあまり行きすぎた表現や判断をすることがあり、やりすぎと感じる人もいます。自分の考えを無理やり他人に押し付けようとしたり、些細なこともポリコレに反すると批判したりなど、線引きがあまりにも厳しくなってしまうのは危険です。
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個人的にはリアル路線よりも3~4等身くらいのデフォルメキャラにしたほうが差別化できて良かったんじゃないかと思います。リアル路線にするとどうしても世の覇権ゲーと比べられてしまいますからね。
無料ヒーローシューターゲーが当たり前の現状で有料での販売は抵抗が強い
今のヒーローシューターゲームの覇権と呼ばれるゲームは「OverWatch2」「Apex Legends」「Valorant」の3つだと私は思っています。三国志でいう「魏」「呉」「蜀」みたいで分かりやすいですね。
上記ゲーム達はいずれも基本プレイが「無料」なんですよね。キャラクタースキン、キャラクターのアンロック、バトルパス等といったアイテム課金でのマネタイズはあれど、子どもから大人まで無料で遊べちゃうんです。しかも「戦闘システム」「キャラデザイン」「グラフィック」が高水準とまできたもんです。
現状のヒーローシューター界隈でパイの奪い合いをしようと参戦するのであれば、すでに限られたパイの中で覇権ゲームと競争しなければりません。少なくとも同等のクオリティかそれ以上のクオリティが必須になります。
「COCORD」はスタンダードエディション:4480円(税込)、デジタルデラックスエディション:6480円(税込)で販売したのです。今のヒーローシューター界隈では無料で遊べることが当たり前になっているため、「有料ならちょっとな・・・」と食指が伸びないユーザーも多かったのではないでしょうか。私も無料であればキャラクターデザインはあれどさわってみようかなというレベルです。
その点、「The FIRST DESENDANT」は最近勢いを増してきています。勢力図を書き換える嵐の目となるのか気になるところです。(私のOverWatch2フレンドがこのゲームに浮気しているので、戻ってきてほしいと祈るばかり)
最後に
「CONCORD」をリリースするには遅すぎたんじゃないかと思うんです。あと10年くらい早ければ有料でも買うユーザーもいたでしょうし、もしかすると覇権ゲームになっていたかもしれません。
例えば「OverWatch2」は今でこそ無料で遊べていますが、前作である「OverWatch」は有料版パッケージで発売されたからです。(買ってしまえば)「新キャラクターは無料」「新マップも無料」とほぼ無料で遊べていました。
買い切り型のマネタイムズの手法としてはキャラクターのスキンが当たる「ガチャ」でしたが、強さに関係なく、遊んでいればガチャ用の通貨も手に入るので私は満足していました。「OverWatch2」でもガチャを復活してほしいと願うばかりです。
ソニーは数億ドルとは言わないまでも、おそらく数千万ドルの資金を費やし、8年もかけて『CONCORD』を開発したが、販売休止となってしまった。
8年もの歳月と数千万ドル(1ドル142.70円×10,000,000円=約142臆円)もの開発費用をかけてこの結果はかなりの痛手でしょうね。今からリスタートを切るにしてもキャラデザイン、基本プレイ無料にできるかどうかが鍵ではないでしょうか。
サービス終了するかサービス再開するか、今後の動向に注目です。
ではでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。