つぼみ大革命という生き方(関西演劇祭)

そうです、あなたのことが大好きです。
つぼみ大革命のメンバーさんに届いていたら、それはきっと嬉しい奇跡。心が温まり生きてきてよかった、と実感する瞬間です。

関西演劇祭で「DIVERSION」 という作品を観てからというものー。頭の中はつぼみ大革命さんのことで埋め尽くされていて、もうこれ以上考えないようにしています(矛盾しすぎ)。

知らない方へ。これがつぼみ大革命です。

上段左から、吉岡久美子、松下千紘、水森依音、しより
下段左から、糸原沙也加、杉山優華、岡本りん(敬称略)

実は最初に写真を見たときは「へえ〜量産型アイドルじゃん。ちょっと苦手かも」なんて思ったんですが(めちゃくちゃごめんなさい)、全然量産型なんかじゃなかったし、写真で見るよりもステージで動いてるところを見た方が俄然魅力的でした。

動くつぼみ大革命さん(コント)。↓

ライブ映像を観るとコントとは全く違った印象を受けます。↓

たぶんこの人たち逆サバ読みしてます(してません)。ほんとは2002〜2004年生まれとかのはず、そうじゃないと納得いかないです!笑

皆さんとても心地のいい声をしていらっしゃいます。少し話は逸れますが、声って揺るぎなき孤独なアイデンティティだと私は思います。真似しようとしてもできないし、全員が持っている強力な武器。特徴があってもなくても、その人だけの声です。どんな声にも独自性があります。すべての声が好きです。

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さて、つぼみ大革命のお芝居を観た私は思い切りビンタされたくらいの衝撃を受けました。風邪とかではなく、体温が一度上がるほどに体調が悪くなったのはここだけの話。もう一回観に行きたいのですが、とてつもなく体力がいるのでどうするか迷っています。こんなの観に行くフラグです。

どうしてもあなたのことが気になります。かわいくて、かわいい。でも、誰か一人だけの名前をあげるなんて無風流なので、というか劇の内容を鑑みても、つぼみ大革命をまるっと愛したくなったので…!

ネタバレはなしで、今回のお芝居で全員のよかったところを書いていきます。
(事務所のHPに載っている順にご紹介。)

杉山優華(すぎやま ゆうか)さん

一番声が可愛い!いやこれマジで声が良すぎます。華奢でかわいい女の子なのに、いい意味で期待を裏切るその声は人生チートすぎ!舞台の端っこの方で喋っているだけでも、初見の人はあなたばかり見てしまいます。チワワみたいに小柄なのにめちゃくちゃ存在感があって、いつも中心にいる人。リーダーと聞いて納得です。いじりとかではなくて、声が良すぎるんだもん。人をまとめる力さえ秘めている、特別な声だと思いました。彼女の声がなければ、今のつぼみ大革命はなかったかのかも。もちろん声だけではありません。波乱続きの状況をどうすればいいのか、戸惑うお芝居にも心を奪われました。

松下千紘(まつした ちひろ)さん

一番キラキラお姫様!全員プロなんだけど、その中でも極めてプロのアイドルでかわいい!人を沼らせる笑顔をしてる!あんなのガチ恋してしまっても仕方ないよ!私なら確実にガチ恋しちゃいます。ネタバレ回避で言うと、彼女から発せられる「〇〇〇〇を持ったことはありません」は、瀕死の大ダメージ。わかっちゃいるけど、あんなストレートに目を見て言われると辛いものがあります。ひいいいい。松下さん推しの皆さん死んでないかなあ。なにかに怯えている表情すら魅力的で愛おしい。敵から守ってあげたくなるそんな存在。たぶんアイドル好きな人はみんな彼女にイチコロです。特に寂しい人は絶対心掴まれます。恐らく彼女自身は経験したことのないであろう心の動き、難しい役柄を見事に演じ切っていました!

吉岡久美子(よしおか くみこ)さん

一番迫力がある!顔立ちがはっきりしているし、メンバーの中でも一際身長が高くて目を引きます。かわいいというより、美しい!発音にパンチ力があっておもしろい!状況を正しい方へ引き戻そうとするお芝居が印象的です。こういう人がチームにいてくれたら助かるだろうなあ。困った顔さえも綺麗なお姉さんで焦りました。個人的に、身長が高い人って手足を持て余してしまってダンスが下手に見えがちな傾向があると思うのですが、その定説を覆すパフォーマンスが素晴らしかった!一見綺麗でツンツンしてそうなのに、親しみやすい感じがしました。ほんのちょっぴりハスキーな声と、飾らないキャラクターがとっても良かったです!

しよりさん

誤解を恐れずに言うと、一番怖い!美しすぎて恐怖です(褒めてる)。高嶺の花、という言葉がぴったりなお顔。それに手足もすらっとしていて、彼女がステージに立つだけでその場が一段と華やぎます。周りを寄せ付けないような威圧感すら感じさせる、強いビジュアル。でも、笑うと目がなくなってかわいいです。きゅん。あとは横から見たときの鼻の高さ、異常です。芸能人って感じ。特に仲間に熱く訴えかけるシーンがよかったです。表情が印象的で内から滲み出る熱い想いであったり、涙に15年の重みが乗っている感じ、とても伝わってきました。目頭が熱くなった…。セリフのない場面での細やかなお芝居が上手だなと思いました。仲間想いで真っ直ぐな役柄がとてもハマっていたので、めちゃくちゃ可哀想な女の子役とか、めちゃくちゃ悪い役も観てみたいです!

水森依音(みずもり いおん)さん

一番必要不可欠!どんな人なのか気になる!ただそこにいるだけなのにとても雰囲気があって、一言で言えばセンスフル。このグループになくてはならない存在なんだろうな。みんなのことを見守っていて、手持ち無沙汰な時間を、空間を埋めるような人。脇役に見えて実は主役なのかも知れません。あとこんなにお顔がかわいいのに超ソース多めのコテコテ大阪弁なのかわいすぎて無理(語彙力)。こんな先輩がいてくれたらなんでも相談できるのになあ。劇中、準備運動をしてるときの気の抜けたというか脱力したお顔がとってもかわいかったです。きゅん。人に寄り添っているときの表情もかなりよくて、絶対に心根の優しい人だと確信しました。深い傷を乗り越えた人ならではの輝きとでも言うのでしょうか。人間としての厚みが感じられるお芝居でした。

糸原沙也加(いとはら さやか)さん

こりゃダメだ、先天的小悪魔(とは!)。そして、一番女の子らしくてかわいい!上手く言えないんだけど、なんかふあふあしてた。ふわふわじゃなくて、ふあふあ(伝われ)!かわいいオーラ放ちすぎて、背後にないはずのシャボン玉が見えた🫧。雲の上のかわいいお城にいるシンデレラって感じでした。もしくはリアルピーチ姫。あのふあふあオーラは彼女にしか出せない魅力です。先輩に気をつかう、できる後輩のお芝居が完璧でした。ただかわいいだけじゃなく、やる時にはやるぞ!という強い決意を感じる眼差し、忘れられません。セリフこそ多くありませんでしたが、随所に光る存在感。強さとかわいさを両立した愛の戦士だと思いました。言うなればプリキュアのような感じ!そんな人をなかなか観たことがないので、とても魅力的でした。ふわふわのわたがしに強い芯が入っている、みたいな…(伝わらなさすぎ)。とにかくかわいかった!

岡本りん(おかもと りん)さん

一番かっこいい!これぞ熱演というか、観客の胸に刺すような全身全霊の演技を見せてくれました。言葉を超えた、魂のお芝居がかっこいい!彼女の気持ちが痛いほど伝わってきたし、すべてを捨てて素っ裸になってくれたような感じがしました!役柄を通して、自分を解き放っていて圧巻でした。シンプルに演技上手すぎ。演者の心が真っ直ぐだから、こちらにも真っ直ぐ届くんだろうな…と。胸がギュッと締め付けられました。彼女が無意味に傷つくことがありませんように…と祈らずにはいられませんでした。この公演だけでもたくさんの表情を見せてくれて、感情をぐちゃぐちゃにされました。他にもいろんなお芝居ができそうで、無限の可能性を感じました。一番しんどい役柄だっただろうけど、終演後の質疑応答の時間に笑顔を見れて一安心しました。それくらい素晴らしい演技でした。

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つぼみ大革命はもちろんアイドルとして売れることをいちばんの目的にしているのだろうけど、逆説的に売れるとかよりも大切なものを掴んでいるのだろうとも思いました。傍目に見てそれがなんなのかはわからないけど、彼女たちの心の中に輝くもの。

悩みの時代を経て、今は自由に伸び伸びとアイドルをしているように見えます。自分たちのやりたいことをやって、価値を見出してくれる人たちがいればそれでいい、みたいな感じ。もしかするとつぼみ大革命を見て1000人が「まずまずかな」と言ってくれるよりも、10人が「めちゃくちゃいい!」と言ってくれる方が本望なのかもしれません。

つぼみ大革命は自分たちのやりたいことを、とことん突き詰めるスタイルがかっこいい。仲良しこよしをバカにされても構わない、だって本当に仲が良いのだから。好きなだけ言うがいい。

きっとつぼみ大革命という生き方を選択した者にしかわかり得ない苦労と充実感、つぼみ大革命のメンバーでい続けるという揺るぎない信念があるのだろう。そんな情熱を感じました。

つぼみ大革命のメンバーの皆さんが、どこまでアイドル道を突き詰めるのか。どんなに困難で難関な壁も乗り越えていける、1人じゃできないことでも7人が集まればなんとかなる、そんなチーム力を感じました。それは一朝一夕に身につくものではなく15年の積み重ね。この努力は決して誰にも盗めません。

舞台の帰り、色づき始めた並木道を歩きながら彼女たちのことを想い、気づけば頬を涙が伝っていました。胸が震えるとはこのことです。

君が君で生まれてきてくれたこと、
あなたがつぼみ大革命に入ってくれたこと、
今この瞬間つぼみ大革命に出会えたこと
すべてが愛おしく感じられました。
だって一つでもボタンをかけ違えていたら、
こうして出会えていないのだから。

このお芝居を観られただけで心が救われました。
私も間違ったことをたくさんしてきたけれど、常にそのときそのときで最善の行動をとってきたはず。今までの選択を後悔することはやめよう。

私という人生を歩んでいるのは、私しかいないのだから。言葉は悪いけど、クソ最低でクソ最高の人生だ!

そう想わせてくれたのは、他でもないあなたなのです。つぼみ大革命にありがとう。

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