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コミュ力って?自分らしさって?
第26回 エドカフェ「子どもの声から考える学校の本質」
※ 動画内の印象に残ったところを書き出しただけの記事です。詳しくは是非動画をご覧ください。
エドカフェに参加した地元の小学校6年生の声をもとに対話がスタート!
(木村泰子さん、苫野一徳さんも参加)
コミュニケーション力って?
「みなさんにとって学校ってどんなところ?」という質問にたくさんの声が・・・
「学校は、気持ちを素直に伝え合えるところ」などの子どもの声から、
コミュニケーション力についての対話が展開。
コミュ力は手段。正解があるわけじゃない。
自分なりの関わり方がコミュニケーション力。
「コミュニケーション力をつける」ことが目的になったら危険。
「なんのためのコミュ力?」
「人とつながって、適度に依存し合って生きていける力をつけるため」
「自分から自分らしく自分のことばで語る」これは大空小の学力の上位目標
「あー」でしか語れない子からは、まわりが教えてもらうしかない。
「これで合うてる?」って彼の表情をみながら・・・
自然豊かな地域にある学校に、突然都会の子が入ってきて、やさしく声をかけたら、「うるさい!しね!」って言われたらどうする?
みんな違うのがあたりまえで、その土俵の上に学校がある。
「しね!」って言ったらいけません!て先生怒って指導したら、まわりの子はしねって言った子は「困る子」と思ってしまう。
そうじゃなくて「この子なに困っているんだろう?」って想像するまわりを育てなきゃ。
そのためのコミュニケーション能力が必要。
自分の言葉でコミュニケーションとって、人を傷つけたらそのとき気づいて、自分が自分のためにやり直しをして、そのやり直しに大人が関わっていけば・・・
「自分たちが大事にしているものを大事にしてないと思うような人と、どうやってつながる?」これが、子どもたちをアップデートできる、大人が子どもに投げかける学びの負荷。
大人が問い直しをしなければ、説得されて納得しないまま次に進み、負の連鎖になる。
でも、その子どもの学びを大人が「邪魔しちゃいけない」って気を使い過ぎたらそれも楽しくない。
「邪魔するって!絶対。(大人は・・・)」
だから「今邪魔した?」「うん」って子どもに言ってもらえる大人になろう。
それって「教えるプロから学びのプロになろう!みんなで」ってこと。
なかなかできひんかったけど・・・
子どもに「校長先生終わってんな」って言われたら、「何終わってる?教えて!」って言えたら自分をアップデートできる。
学校で働いていることが楽しくなる。
「子どもはこんなふうに育てなきゃならん」とか、「いい学校をつくらなきゃ」とか、そんなの目的じゃない。実践の結果。
すべての評価は子どもの姿。子どもの事実。
いくら「これだけいい授業してる」「これだけがんばってる」って言っても、1人の子が「ここにおれへん」って・・・
じゃあどこをどう問い直せばいい?
自分では気づけない。
「あの子、どうしたら安心できる?」って、それはまわりの子が知っている。
子どもたちから教わるしかない。
「そのままでいいんだよ。」
子どもの頃、友だちもいなくて、人とうまくコミュニケーションがとれなかった一徳さんに、担任の先生が
「そのままでいいんだよ」
「いつかきっとわかってくれる人が現れるよ。」と言ってくれた。
この言葉が、大きなメッセージになった。
このエピソードから「自分らしさ」について対話が展開。
自分らしさってどんなときに出てくる?
子どもに聞いたら次々出てきた。
「◯◯やってるときでしょ?」「◯◯やってるときでしょ?」・・・
子どもは自分で自分らしさがわかってる。
自分らしくないことをしているときって、必ず違和感を感じてる。
それを手がかりにすれば、必ず自分らしさってどこかに自覚があると思う。これを手放さずに、「あ、今これ自分らしくないな。」「どうすれば自分らしくあれるかな?」って考えられるような学校であれたらいい。
他者評価?自己評価?
「いい子だね。」って言ったら「なめんなよ」っていう子を育てなくちゃ。
子どもは、本当に見ててくれる大人から、褒められたいところを瞬時に褒めてほしい。
「大人は褒めればいいと思っている」って、これ、子どもの本音。
いい子が社会でズタズタになってる。
自分のことは自分で評価できる子に。
そのための見えない学力は、他者評価より上位目標におく。
「どんな大人になりたい?言いたい人は立って!」という問いかけに、一斉に立ち上がる子どもたちに一同感動!
子どもたちの声の奥には、子どもたちが大人に求めているものがみえてくる。
「頼られる大人」って答えた子は頼る大人を求めてるってこと。
「人を助けられる大人」って答えた子は困ってるのに助けてもらえなかったら残念と思っている。
「人を励ましたい」と答えた子は、励まされたいんだな。
「笑顔の大人になりたい」と答えた子がいた。
大人が笑っているとき、子どもは1番安心する。
子どもは笑っている大人が大好き!
学びの本質って、その子がその子らしく育つこと
それ以外にない!
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