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子育てのゴールはどこ?

子育てのゴールをどこにもっていくかというお話。


自分の子どもに何をしたらいいのか、という事は誰しもが考える事でしょう。


将来こうなってほしいという像があり、そこへ向かって今は何をしたらいいのか。

学校はここへ通わせ部活や習い事はコレで、トラブルがあればこう助言して・・・

そのために生活習慣はコレで、それで躓いたらこうやって・・・


でも、考えれば考えるほど計画通りにはならず、習得には程遠く、子どもが辞めたいと言うから辞めさせた方がいいのかどうするかなんて毎回悩んで。。。


親が子どものゴールを設定する時、考える事、

1:自分が成功した道を歩ませる(やってて良かった事柄)

2:自分の失敗した事を避けさせる(やっておいた方が良かったと思う事柄)

3:時流だからさせた方が良いという考え(現在や未来の社会に合わせる事柄)

4:家族や親戚や友達など周囲の環境が進める考え(地域性や家系に合わせる事柄)

などなど。


どこかでコレが良い!と思いつつも、コレで良いのか…という不安もあり、肯定されても否定されても、どちらにしろ何だか漠然とした不安が心には常に残る。。。


その不安は・・・紛れもなく、物事を決める対象が自分ではなく「子ども」だからです。


実は子育てのゴールはそもそも決められません

なぜなら「他人の人生」だから。


子どもは親の所有物ではなく、養護教育の責任はありますが、一人の人間を支える存在でしかありません。


子どもが活躍しようがしまいが、親の功績でもなく本人の能力と努力と運との結果です。

その子が小さな子どもながらにして良い成績を残せたとして、それは「その子を献身的に支えて援助する人が、一番身近な存在の親であって非常にラッキー」なその子の「運の強さ」によるものです。


子どもを支える、という時に、自分の所有物だと考えるとあれこれ悩みの渦に巻き込まれていきます。

そもそも思い通りにはならない存在なのに、思い通りに動かそうとするからです。


例えば「子どもが誰かを叩いた」とします。極端に表現しますと叩いたのは別にあなたのせいではありません。

あなたとは別人格の一人の人間が誰かを叩いたのです。

一旦ここで、自分は悪くないんだという事を認識してもらった上で、

しかし子どもの養育責任は親にあり、「世の中で嫌な事があった時暴力で解決しない」という人間に育ってもらってから社会に送り出さなければなりません。

それには、日頃から十分愛情を注いだり、他人と衝突したら話し合って解決をする方法を教えたりなどしなければいけないでしょう。

この時に、自分は悪くないと認識していると、冷静に判断して教えたり向き合う事が出来ますが、自分が悪いと子どもと自分を同一化していると冷静に判断が出来ません。

相手の子が悪かったんじゃないかとか、環境が悪かったんじゃないかとか、あれだけ言ったのに自分の言う事を聞いてくれない子どもが悪いとか、悪者探しをして自分を庇いたくなります。

トラブルが起こると、悪者探しではなく、その場の解決方法を探して対処せねばならないので、冷静な頭で居るためにも、自分と子どもを切り離して考える事はとても大事になります。


そうなった時に、子育てのゴールというのは少し変わってくるのかなと考えます。

1;子どもの「困った」を一緒に考え支える

2:子どもの「楽しい」を一緒に共有する

3:子どもが「助けてほしい」ときは場合により援助する

4:子どもが「安心できる」居場所、考えや行動を受け入れる場所である

まだあるとは思いますが一例として。



先程の例から言うと、

自分と別人格の人が叩いたのですから、何があったのか、何で叩いたのか聞きます。

すぐに何が悪いかジャッジせず、「困った」事が起こったのならどうやって相手に伝えたら良いのか、どうやったらその願いは叶うのか、相手の想いはどうだったのかなど聞いたり提案したりなどして、その子が納得のいくものに向かって場を支える。

まだ上手にお喋り出来ない2〜3歳だと厳しいものがあるとは思いますが、そこは根気よく・・・^^;


ゴールというよりは、ひたすら人生が終わるまで、持久走の伴走者のようだなと思います。


学校に上がる時だったり、成人したり結婚したりで節目節目にゴールを感じる時はあるかと思いますが、

自分と子どもは別人格だと思い、あまり力みすぎず自分の出来る範囲でのんびり伴奏してみてはいかがでしょうか。


周りがやんや言ってきて、自慢やいらない助言などが来る日もあるでしょうが、

その人と自分もまた別人格なので、自分のゴミ箱を作ってその自慢や助言をポイッと捨てちゃいましょう!


人は人、自分は自分。

なるべく出来る範囲で楽しい子育てライフを☆




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