成婚率の高い相談所に入れば成婚に失敗しない訳ではない ＃結婚相談所トリビア3

成婚率の高さを売りにしている結婚相談所は数多存在します。ですがまず、成婚 → 婚姻に至ったかどうかは別です。
理由として、結婚相談所の成婚退会は入籍まで見届けないからです。
ですので、結婚相談所に入会して高額な成婚料を払ったけれど、結局は結婚しなかったというケースは少なくはないですし、結婚しても離婚する確率は一般的な出逢いより、結婚相談所の方が高いと語る士業の方に会ったこともあります。（離婚相談者の多くが、結婚相談所で知り合っていた）
最短、数週間で結婚していくカップルもいるので当然と言えば当然の結果なのかもしれません…
ルールを訊いただけで辞める人も多いはずです。
私自身、「結婚相談所は3ヶ月（最長6ヶ月）で成婚退会するらしい」という話を職場や親戚にしたところ「なんて恐ろしい」「そんな馬鹿なことある？」と驚かれました。周りにスピード婚がいないせいもあるのかもしれません…

人格障害を患っている人のなかには、結婚して駄目だったら、また相談所で相手を探せばいいという異様な思考をもっている活動者もいます。

ルールに関して言えば、そんな非現実的なルールでも活動してみようと思うのは、それだけ結婚への期待感が高いことと、相談所を利用しさえすれば結婚できるのではという依存心の高い人の集まりという点でも、結婚相談所から成婚退会した人の離婚率の高さとは相関性がありそうです。

話が逸れましたが、成婚率の高い結婚相談所に登録すると、自身も成婚しやすいのではないかと思う方がいるのは当然だと思います。
経営者に集客力があれば、それだけ多様な会員が集まるのでマッチングはしやすいかもしれません。
ただ、成婚率が高い＝仲人（カウンセラー）の口がうまいだけ、というケースがほとんどなので、注意しなければ仲人のペースに巻き込まれて終わりという場合もあります。

そもそも活動者の目的は「幸せな結婚生活を送ること」。
結婚相談所の目的は「収益を上げること」です。

二枚舌の仲人が行うのは「相談」という名の活動期間の延長であったり、「縁組み」という名の成婚料徴取であったりもします。
相談する度に言うことが違うとか、不誠実さを感じる場合は、移籍を考えることもおすすめです。

ただ多くの場合、成婚を見据えた真剣交際期間に入ったら、当事者の事情よりも相談所同士が連携して「とにかく成婚退会させること」が優先されます。
例えば不安をぶつけたところで、「あんなに第一印象がよかったのだから大丈夫」等、言葉巧みに事実のすり替えを行いながら、成婚退会に寄せて行きます。
個人的には、この強引さと口から生まれたとも言える天性の話術をもった人が「結婚相談所の成婚率」を上げられる人なのだと思います。
なので姿勢としてはとことん、「あなた（活動者）の味方」です。（なので活動する側は巻き込まれると大変です…。常に、冷静な自分の視点が必要です。）

結論として、成婚率の高さだけで結婚相談所（仲人、カウンセラー）を選ぶのはおすすめできません。
そして、お金を払っているのは活動者なので、仲人を転がしながら、自分が選ぶんだという心意気で活動する意志のある人は成功できると思っています。

活動者を「結婚させたい」「幸せにしたい」と、心理学でいう「境界線」を平気で踏み越えてしまうような悪質なカウンセラーをなるべく避けるための方法は、別途記事で公開したいと思います。

ひとりでも多くの方の、幸せな結婚が叶いますように🌟

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