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幸せになってはいけないという無意識の呪縛

様々な心の葛藤を抱える
ある女性の物語を見ました。

両親の事故死
ダウン症の双子の姉

その姉から逃れたいと姉を置き去りにした過去
出稼ぎを理由に姉から逃れている罪悪感

優しい人間であらねばいけないという呪縛

そう思うほどに
自分の冷たさが浮き彫りになる苦しさ

そして、過去の男達への失望


彼女はとても美しく
出稼ぎで出向く先々で男性にモテます。

だけど、最初は理解していた彼女の境遇に
途中で匙を投げる男ばかりでした。

「もう2度と信じない」と
男性に対する不信感を募らせ

深く付き合うことを避け
結婚なんて言い出そうものなら別れを自ら切り出す

そんな頑なな生き方になっていきました。

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だけど、物語のクライマックスで

封印してきた苦しかった様々な想いを

涙でグチャグチャになりながらも
今の彼や姉と分かち合いました。

ダウン症の姉は
画家だった両親の血を引くべく
妹の美しく幸せな姿を何枚もの絵にして
描いていました。

「どうせ姉にはそんな能力なんてないだろう」と、はなから疑っていた妹は、言葉を失いました。

妹は、姉を施設に預けていたとしても
会う約束を先延ばしにして
姉を避けていたとしても
姉が大好きで、一生懸命稼いでいました。

過去、姉を置き去りにしようが何をしようが
お互いがお互いをどれほど思っていたのかを
感じ取っていけたのです。

そして2人は
互いの過去が癒えた状態で(←きっと)
それぞれの居場所に戻って行きました。

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過去に言ってしまったこと
やってしまったことで
誰かを傷つけたと思っている罪悪感があると

自分が幸せにならないことで
その罪を帳消しにしようとするのが
根強い人間の行動パターンです。

それは無意識となって

これからうまく行くって時に

急にダメになってしまったりする現象を
自ら起こしてゆきます。

それは、男女関係に限らず
人生のあらゆるシーンでです。

このケースを本当にたくさん見てきました。

というか
今幸せじゃないと思っている人のほとんどが

自ら幸せになってはいけないと
自分をなんらかの傷で束縛しています。

誰かや環境ではなく自分でです。

だけれどこれは
無意識の作用ゆえ
無意識ゆえに触れることができずに
ほったらかされてきました。

そして
あらゆることが限界値に達しています。

--

今あるぜんぶ
過去も丸ごとひっくるめて
それで良かったと

人間の思考では思えないのが定石でした。

だからずっと
その過去をなんとかする過去に生きています。

それは言い換えると
今にまったく生きていないという意味で

今にいず、どっかに行っているので
パワーもエネルギーもありませんでした。

--

物語は第三者という視点の脚本家が
物語を紡いでいます。

自分の人生も同じく脚本家の視点
もっと言うと、『高次という真実が見れる視点』
見れるようになると

今あるぜんぶ
過去も丸ごとひっくるめて
それで良かったと

人生をリセットして
物語の次の章が必ずスタートしてゆきます。

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ミロスアカデミー講師・マリッジカウンセラー

松本典子(まつもと のりこ)
大学卒業後、大手百貨店に入社。担当ブランドの売上を過去最高にするなどキャリアを積み企画・運営・販売のトータルプロデユースを行うバイヤー職へとジョブアップする。

その後、難病の母親の悲惨な死と助けられなかった「罪悪感」により、それまでの価値観が崩壊。「生きること」「本当の幸せ」とは何か?真の答えを求める生き方へシフトするも「8年間の不倫」や「3度の結婚の破談」など、男女関係にはことごとくつまずいていた。

しかし「自分も誰も愛せない苦しみ」の源泉を「ミロスシステム」により理解すると同時に超えていくことができた時、パートナーと出逢い44歳で結婚。

現在、2000名以上の方々に受講いただいた「自分とのパートナーシップ力」を軸としたプログラムを通して、これからの生き方に迷いと不安を抱えている40代・50代の世界中の女性の幸せのために、日々邁進中。

【松本典子のブログ】


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