このマガジンは2024年10月31日に廃刊予定です
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デジデリウス・エラスムスはオランダ(ネーデルラント)の哲学者(1469ー1536)。北方ルネサンスの最大の人文学者として知られる。トマス・モアのような当時の著名な人物と交流し、生前から名声を高めた。 エラスムス(Desiderius Erasmus)の生涯 エラスムスはオランダのロッテルダムで司祭の私生児として生まれた。幼少期はデヴェンターで古典語などを学んだ。当初は聖職者の道を進んだ。 1488年、エラスムスはステインのアウグスティヌス会の修道院に入った。1492
サヴォナローラはイタリアの聖職者(1452-98)。フィレンツェからメディチ家を追放し、神政政治を行ったことで知られる。だが、教皇庁などとの対立により、処刑されるに至った。arola)の生涯 サヴォナローラはイタリアのフェラーラで生まれた。幼少期から、医師だった祖父から教育を受けた。おそらくその影響で、当時のイタリア・ルネサンスへの嫌悪感が芽生えた。 1475年、サヴォナローラはドミニコ会の修道士になった。その後、フェラーラの修道院で聖書を研究した。とくに、アクィナ
マルシリオ・フィチーノは15世紀イタリアの哲学者(1433 ー1499)。メディチ家に支えられながら、プラトンなどの古典古代の著作の翻訳と研究を行った。 フィチーノの生涯 フィチーノはフィレンツェで、裕福な医師の家庭に生まれた。彼はラテン語とラテン文学を学んだ。父の意向で、医学も学んだ。なお、父はメディチ家に仕えていた。 メディチ家の庇護 フィチーノは当時のスコラ哲学で研究されていたアリストテレス哲学を学んだ。それのみならず、古典古代の著作を通して、プラトンや新プ