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空飛ぶ船を操る民族の共通点~ダーナ神族からヤマトまで~
歴史上、いや、神話上、空を飛ぶ船というのは幾度も出現している。
イラン神話において、シュメールから世界を統治していた大王イマは、空飛ぶ船で移動していたという。
また、お隣インドの叙事詩には、ヴィマナと呼ばれる空飛ぶ宮殿や空飛ぶ戦車が登場する。宮殿を飛ばすのはレベルが高い。
そして、ここ日本ではニギハヤヒノミコトが天の岩船から降り立ったという。岩でできた船ならば、インドの空飛ぶ宮殿と同じ技術レベルである。
その後、タケミカヅチが天の鳥船に乗ってやって来た。鳥船と言うのだから、現在主流の有翼機と同じタイプの飛行機だろう。
そして、はるか西のアイルランド神話でも、一時期アイルランドに君臨していたダーナ神族は、一説によると空飛ぶ船に乗って現れたという。
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現在ではこれらすべてがファンタジーであるかのように語られているが、それはどうだろうか。
これらの空飛ぶ乗り物を操る民族にはある共通点がある。
それは、いずれも「神族」とされているということだ。
(神族についてはこちらも⇒実在したかもしれないアトランティス①)
もうひとつの共通点を挙げるならば、シュメール語系統の言語にルーツがある言語を話すということである。
シュメール時代にメソポタミアの公用語として使われていた言語は、シュメール語とセム系アッカド語の二つである。初期にシュメールを支配した人物たちの母言語がこの二つのいずれかであったということだ。
上に挙げた4民族はすべてセム系言語ではなく、主にシュメール語の語彙を受け継ぐ言語を話すという特徴がある。
日本語もそうである。たしかに、日ユ同祖論が出てくるように日本語にはセム系言語ルーツの言葉も混ざっている。が、シュメール語ルーツの言葉も多く、北方ウラル・アルタイ系ルーツの言葉も多い。つまり、日本語というのは、セム・ハム・ヤペテ系すべてがミックスしたハイパー・クレオールな言語なのかもしれない。
ルーツを特定できないのも当然である。
しかし、文法や比率を考えると、セム系言語が母体ではないことはたしかだ。
以上のように、空飛ぶ船を操る民族というのは、神族と呼ばれ、シュメール語系統の言語から分岐した言語を話すという共通点がある。
決してランダムではない。
ということは、そこになにがしかの事実が隠れているとみていいだろう。
上記4つの民族は、すべてルーツを同じくする民族あるいは王家であるのかもしれない。
……と、日本史も世界とつながっているんだな、と感じる今日この頃でした。
でもやっぱり中国史と日本史は人名が漢字でわちゃわちゃしていて苦手なんだよう…。
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