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歴史探偵旅エッセイ:岩手旅③

皆さん、歴活してますか?
歴史探偵Qです。

今回は、岩手旅の続きを書いていきます。

皆さんは「岩手県」出身の偉人と聞かれると
誰を思い浮かべますか?

新渡戸稲造?原敬?最近で言うと大谷翔平選手?
そう「宮沢賢治」ですよね!笑笑

と言うことで「宮沢賢治記念館」に
行ってまいりました。

記念館の注意書きに一部の展示以外は
写真撮影可能ということで
非常に見学者に寄り添った
記念館だと思いました。

宮沢賢治の名刺があるなんて初めて知りました。
宮沢賢治の農業指導に関しては
当時最先端の技術でようやく日本で
始まり出した化学肥料を賢治は
岩手に取り入れたり、コメだけでなく
花や珍しい野菜を栽培する方法を提案するなど
岩手での農家を助ける活動をしていました。

しかし、当時の農家の皆さんの
反応は冷ややかでありました。

賢治の農業指導をお金持ちの道楽と
笑う人がいたり、根本的に賢治の
提案している化学肥料や花などの新しい農業は
元手のお金が掛かるということで
なかなか広がっていかなかった
という話が残っています。

「雨にもマケズ」という作品は賢治が
原稿用紙に書いて発表した物でなく、
賢治が肺結核により命の灯火が消えそうに
なっている時に手帳に命を削りながら
書き記した作品とのことでした。

この詩を読むたびに宮沢賢治という人間の一生を
表しているように私は感じています…
賢治自身が思い描く農家さんへの支援の
理想と現実のギャップに苦しんでいて…
助けようにも体が思うように
動かないもどかしさを感じるようで読むたびに
自分は心が苦しくなり泣きそうになります。

駐車場にはあの名作「注文の多い料理店」で
出てくる山猫軒をモチーフのお土産屋さんと
レストランが併設されていました。

▪️まとめ
宮沢賢治という人間をする上でこの記念館は
非常に面白かったです。

賢治と宇宙の関係、宗教との関係、音楽との関係
鉄道との関係、鉱石との関係、農業との関係など
賢治は様々なことに興味を持ち様々なことを
作品に活かしてきた事実がこの資料館には
貴重な資料・実際に使われていた遺品を
用いて展示されていました。

また、岩手花巻に行く際には寄って
心の洗濯したいなと思いました。

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