11/15以降の創作活動について【表紙ありの作品のみ対象】
11/15(金)に行われるXの利用規約の変更。
それに伴い発生した生成AIの問題は、Xをよくご利用なさる方々であればご存じの通りでしょう。
この影響を受け、私、勝哉道花(みちなり文庫)はWeb上で掲載している作品の一部をWebから撤退させる事を決めました。
対象となるのは、一部の表紙ありの作品となります。
撤退理由について
撤退の理由としては、私自身の体質にございます。
Xでは度々言っているので、ご存じの方はご存じかもしれませんが、私は集合体恐怖症(トライポフォビア)という恐怖症を抱えています。
軽度なものなので、そこまでひどいものではないのですが、昔から同じものが集まっている状態に対して嫌悪感を抱く傾向にありました。
恐怖症である事を自覚してからは、物によっては見るだけで吐き気を催してしまう場合もある状態です。
そのせいか、同じウォーターマークをいくつも挿入しているタイプや学習防止ツールにより発生するノイズがはっきりとわかる場合、絵を見るだけでぞわっとしてしまうのです。
吐き気……、まではいかないのですが、絵を見る度に嫌悪感を抱いてしまうので、あまりにも絵を描いてくださった絵師様に失礼すぎる(そして、着実に自分の精神がダメージを負っているのも感じる(白目))。
そこで、絵師様に表紙を描いていただいた作品で、いくつものウォーターマークを挿入するパターンのもの、ノイズが発生するものに限り、断腸の思いでWebから撤退する事を決めました。
対象作である『Herec 2nd』の今後の展開について
対象作品である『Herec 2nd』に関しては、現在(2024/11/14時点)Webにて連載中であるため、連載が終わるまではWeb掲載を続けていく予定です。
連載終了後に一定の期間限定で全話公開を行った後、文庫本版の扱いのみに切り替えさせていただく予定となります。
楽天ブックスの方はどうしようか未だ迷っているため、また追って決まり次第ご報告させていただきます。
なお、『Herec 2nd』の前作にあたる『Herec』の方は、シリーズへの導入口にあたる作品としてWebに残しておく予定です。
絵師様にご調整いただいた結果、そこまでウォーターマークに嫌悪感を催さずに済むようになったため、この1作目だけなら問題ないかなと判断しました。
『Herec 2nd』の方は表紙の色味が薄いのと、表紙にいる推しの肌が色白なせいでウォーターマークがどうしても目についてしまい、アウトでした……。
ちきしょう。推しが色白美人なせいで、ウォーターマークが目につきやがる……。顔がいい……。
今後イラストあり作品はリアルイベントをメインに
なお、あくまでもWebからの撤退ですので、リアルイベントでの発表は続けていく予定です。
BOOTHでの販売も、今まで通り行っていきます。
ただ今後、イラストありきの作品はWebでの発表を控えていく事になると思います。
ウォーターマーク等の問題で、絵師様にご迷惑をおかけするのも嫌ですし……。
また、勝哉自身がデザインした表紙(『書籍館』や『僕、この漫画を描き終えたら死ぬ予定です』等)に関しては、画像の端にウォーターマークを1ついれる形でご対応させていただく予定です。
そのほか、現在公開しているもののなかで絵師様からご許可をいただけた場合に限り、ウォーターマークを1つだけに絞ったデータでWeb公開を続けさせていただこうと考えております(例『僕は彼女を愛しているけど彼女は『僕』を愛しているらしい。』)。
とにもかくにも、今後イラスト付きの作品はリアルイベント&BOOTHのみで見られると思っていただければ大丈夫です。
……とはいえ、ちょうどリアルイベントの方にもっと出たいなって思っていたので、そういう意味でも、今後はWebでの作品発表は減っていくかもしれません。
終わりに:集合体恐怖症の件はあくまでも私に限った話です
以上です!
ややこしい変更となってしまい、申し訳ございません。
なお、この集合体恐怖症によるウォーターマークやノイズへの嫌悪感は、あくまでも私自身の話であるため、集合体恐怖症の方全員がそのような症状が出るわけではない事はご理解いただけますと幸いです。
恐怖症の対象・症状というのは、人によって異なります。
たとえば、記事内でも言ったように、私は同じものがいくつも揃っている状態の集合体が苦手(ざるの網目とか、マンホールの穴とか)です。
しかし、逆をいえば、まったく形が違うものが揃っている分には、特に嫌悪感は抱きません(スマホのホーム画面とか)。
集合体恐怖症のメカニズムは、未だ不明といわれているそうです。
幼少期のトラウマから来ているという説もあれば、生物の本能的な恐怖(ハチやヘビといった害がある生物の巣に似ているため)だという説もあるのだとか。
なので、一概に集合体恐怖症の方全員がウォーターマークやノイズに嫌悪感を抱くわけではありません。
くり返しになりますが、今回の活動の撤退理由はあくまでも私自身に限った話です。「集合体恐怖症だから、この人はウォーターマークやノイズはダメなんだ!」と誤解なさらぬよう、お願いできれば幸いです。
※個人サイト「みちなり文庫」でも同文の記事を公開しております。