【主婦勉!】世界の国と首都を覚えたい~アフリカ編③~
【ガーナ共和国】
首都:アクラ
もうお馴染み、アフリカ西部のこの
”縦長国横並び地帯”に位置。
国名は現地語で「戦士王」という意味で、
アクラとは「蟻」のこと。
軍隊アリのことである
と言われているらしい。
国名も首都名も
とにかくめちゃくちゃ勇ましい。
金の産地であることから、
植民地時代は
「ゴールドコースト(黄金海岸)」と
呼ばれていた。
日本でガーナと言えば
なんといってもチョコレートだし、
たしかにカカオの一大産地ではあるけれど、
国の歴史としては、
そんな甘いだけの国ではない。
というかそもそも国内では
チョコレートはあまり消費されていないらしい。
このカカオ豆をつくるために、
チョコレートの味も知らない
幼い子供たちが、
学校も行けずに働かされてきたこれまでと、
今なおその状況が続いているという
衝撃的な現実がある。
どのくらいの力になれるかわからないけれど、
出来るだけフェアトレードのものを買おうと、
改めて強く思う。
それもこれも全て
植民地時代の負の遺産だ。
そしてその植民地時代に
行われていた、
黒人奴隷の拠点となった
ケープ・コースト城は
まさに負の遺産として、
世界遺産に登録されている。
もともとはガーナで採れる
金や木材の貿易のために建設されたものだが、
のちに奴隷貿易の拠点として
使われるようになったそうだ。
また重い話になってしまった。
でも知らないままではいられない。
ちなみに、
オバマ元米大統領の
妻ミシェル・オバマさんは、
黒人奴隷の子孫なんだそうで、
2009年に夫妻でガーナに訪問し
ここに立ち寄った際、
地域の人たちに大歓迎され、
「ケープ・コーストの女王」と呼ばれたそうだ。
というわけで、
首都の覚え方としては
ガーナチョコが枕(まくら→マクラ→アクラ…)
で寝ているところを思い出すしかない。
重たい話をした後で説得力も何もないけど。
【リベリア共和国】
首都:モンロビア
ガーナの左2軒横の国。
国名はラテン語で
「liber」(自由な)に由来。
liber→libertyというだけあって、
ここリベリアは
自由の国アメリカ(なの?今も?)
で解放された黒人奴隷たちによって
建国された国であり、
アフリカの中では
エチオピアに次いで古い国なんだそう。
首都のモンロビアは、
アメリカ第5代大統領、
ジェームズ・モンローにちなみ命名。
ここをしっかり頭に叩き込めば、
リベリア→モンロビアが出てくる気がする。
1989年から断続的に内戦が起こり、
国内は荒廃し、
深刻な貧困状態に陥っているようだ。
内戦が終わった後、
2006年から
エレン・ジョンソン・サーリーフ女史が
アフリカ初の民選女性大統領に就任し、
2018年までの12年間その職を務めた。
2011年にはノーベル平和賞を受賞。
現時点ではだいぶ政情や治安なども
落ち着いては来ているようだが、
まだまだ復興などには程遠い。
【マリ共和国】
首都:バマコ
アフリカ北西部、
数字の4を反転させたみたいな形の国。
マリとは、
「王の居る所、生きている王」という
意味だそうだが、
バンバラ語では「カバ」という意味で
それが由来という説もあり、
いずれにせよ
"王"と"カバ"って、
差が激し過ぎて、
どちらが本当かわからない笑
ちなみに首都のバマコは「ワニの尾」を
意味するそうだ。
って...カバ...だなこりゃ。
国名の由来はカバな気がする。
そしてマリといえばなんといっても
世界遺産「ジェンネの泥のモスク」だ。
その名の通り、泥で出来ている。
泥の日干しレンガを積み上げて、
表面を泥で塗り固めている。
毎日毎日まぁ飽きもせず
公園の砂場で
熱心に泥を山高く積み上げている
我が子を見るたび、
この美しいモスクをぼんやりと思い出す。
マリに生まれてきていたら、
きっと喜んで毎年行われる
住民の手による塗り直しに
参加していたことだろう。
と言うわけ覚え方なんですが、
4歳の息子が最近逆さ言葉にも
ハマっていて、
首都クイズも解答を逆で答える。
パリはリパだし、
ペキンはンキペといった具合に。
そうするとマリの首都「バマコ」は
「コマバ」になるのだ。
コマバといえば駒場。
井の頭線の駒場東大前だ。
東京の路線図に詳しくなければ
なんの話だになっちゃうことは
重々承知の上で、
私にはこれ以外
覚えられる手立ても知恵もないので
「マリは駒場東大前」で覚える。