見出し画像

第1回「歴史研究郷土史大賞」受賞作品のご紹介

『歴史研究』では、郷土史家の発掘・育成、新たな郷土史図書の出版を
目的として、2022年に第1回「歴史研究郷土史大賞」を実施いたしました。
皆さまから計16本のご投稿があり、結果は『歴史研究』707号で
発表させていただきました。
このたびは、この第1回「歴史研究郷土史大賞」で
「佳作」を受賞された作品2本をご紹介いたします。

《書誌情報》
野村武男著『黄檗僧 光鑑元如 幻の名刹を中興開山した傑僧』
体裁:四六判/並製/166頁 
定価:1,760円(税込)
ISBNコード:978-4-86403-484-5

【目次】
第一章 武蔵国多摩郡百草村「桝井山松連寺」中興開山(1)
第二章 「桝井山松連寺」開基の百草村領主旗本小林権大夫正利
第三章 小林正利に僧光鑑元如を紹介した友人、旗本小田切加兵衛昌近(号秋山)
第四章 光鑑元如の師たち
第五章 桝井山松連寺晋山までの光鑑元如
第六章 武蔵国多摩郡百草村「桝井山松連寺」中興開山(2)
第七章 桝井山松連寺と江戸市谷谷町禅海庵
第八章 小林正利のその後の各種宗教的行動と謎
第九章 百草観音堂に残る僧形木像の主は誰か
第十章 桝井山松連寺を出てからの光鑑元如

《歴研本情報》
望月茂著『安倍川流域の地域史』
体裁:四六判/並製/207頁
定価:1,650円(税込)
ISBNコード:978-4-86548-120-4

【目次】
カラー口絵 安倍川の歴史をひもとく 
第Ⅰ部 安倍川と流域の特色
 第一章 「安倍川」のなぞ
  1.静岡市を流れる安倍川とは?
  2.母なる安倍川とは?―― 静岡平野を形成
  3.地形・伝承からみたふしぎ 
 第二章 流域の三つの特色――上・中・下流のちがい 
  1.「安倍奥」の特色
  2.河岸段丘と新田開発の「中流域」
  3.安倍川が形成した駿府「静岡平野」
第Ⅱ部 安倍奥から駿府をゆく
 第一章 安倍奥の特色 
  1.金掘衆と神事・神楽は、関係があるのか
  2.カブト造り家屋の伝来
 第二章 治水と新田開発の推移 
  1.安倍川筋に多い「白髭さん」のなぞ ――祭神サルタヒコと神社の立地・由来を中心に
  2.治水と新田開発の中流域
第Ⅲ部 駿府の城・町づくり
 第一章 なぜ、家康は駿府に来たのか 
  1.六年生の社会科授業から――家康は、将軍を秀忠にゆずり、なぜ駿府に来たのだろうか
  2.家康の駿府城と町づくりのなぞ
  3.輪郭式構造の縄張りめぐり
  4.安倍川が形成した駿府の城下町めぐり――町の繁栄だけを考えた町づくりか
  5.駿府城天守台の発見でわかってきたことは何か?――家康の駿府城・町づくりの変遷
 第二章 東西の文化を運んだ駿府・東海道 
  1.賑わいをみせた「府中宿」
  2.徒歩渡りの「安倍川越え」は、大坂への防衛策か⁉
  3.「安倍川餅」と「義夫の碑」の由来
  4.とろろ汁で有名な「丸子宿」
  5.旧東海道の「宇津ノ谷集落」
  6.旧東海道の「宇津ノ谷峠」をゆく

上記の書籍をご購入希望の方は、下記までご連絡ください。
第2回「歴史研究郷土史大賞」の募集については、現在検討中です。
ご興味のある方、ご要望がある方は、お気軽にご連絡ください。

〒102-0083
東京都千代田区1-7 相互半蔵門ビル8階 
戎光祥出版株式会社内 歴史研究会事務局
TEL:03-5275-3362 FAX:03-5275-3365
mail:rekiken@ebisukosyo.co.jp