◇寺院散歩3◇南馬込 萬福寺
初回に説明しなかったので、このシリーズの企画内容を今回書きます。
■目的地なく散歩するのもマンネリ化して限界がある。毎回新たな目的地を定めて、シリーズ化する。
■なんで寺院なのか?神社も良かったが、敷居が高いかなと感じたので寺院にした。また大田区には長い歴史をもつ仏教寺院が多いので見所が有りそう。もちろん大田区外も対象です。
■寺院ならばシーズンを避ければ、観光地のよりも人出が少なく、外出自粛期間中も含め人混みになりにくい。
今回の仏教寺院は曹洞宗慈眼山萬福寺です。800年以上の歴史を持つ寺院です。
第二京浜国道の西馬込駅から約6分歩くと、右側にファミリーマートが見えます。その向こうの森は郷土資料館です。萬福寺まだ先です。
郷土資料館の前は坂道です。ここまでファミマから2分くらい。萬福寺までは地図を見るともうすぐのようです。
この坂を登るとバス通りで、そこから下り坂です。坂を降りていくと左側の住宅の隙間から墓地が見えます。
更に進み、坂を降りきると左側が山門前です。
萬福寺さんのホームページを以下に引用します。
江戸時代名所図絵に「慈眼山萬福寺馬込村にあり、曹洞宗の禅林にして本尊は自然銅阿弥陀、観音、勢至、一光三尊なり。相伝う当寺は梶原平三景時創立の梵寺なり」とあります。当寺は鎌倉時代の初期、建久年間(1190年頃)に梶原景時が将軍源頼朝の命により、大檀那となり、梶原家相伝の阿弥陀如来三尊仏を本尊として、大井丸山と言う処に建立されたのが始まりです。
元応二年(1320年)に火災にあい、景時の墓所のある馬込へ移され再建されました。
室町時代末期になり、寺域が荒廃し、天正三年(1575年)に相模鎌倉の禅僧明堂文龍大和尚によって、従来の密教寺院から曹洞宗に改め再興されます。
山門、無量門、鐘楼門の3つの門があります。
冒頭の写真が山門です。茅葺き屋根です。
上が無量門、下が鐘楼門です。天候に恵まれ、青空をバックに映えてます。
敷地が広く写真もたくさん撮らせていただきました。
本堂 ご本尊は阿弥陀三尊を祀られています。
(画像は正面、左面、左面奥、洗心閣)
摩尼輪堂 珍しい大きなマニ車が中にあります。
(正面、中のマニ車、左面)
名馬「するすみ」
お幸(身代わり)地蔵菩薩
閻魔堂
曹洞宗のお寺ですが日蓮聖人との御縁があったそうです。詳しくはリンク先をご覧ください。
鬼子母神縁起
鐘楼門から臨む風景
中央の森は「馬込自然林緑地」です。緑地の中には入りませんでしたが入口まで行きました。
鐘楼門(洗心閣、本堂側から)
歴史のある立派なお寺だとは下調べでわかっていましたが、マニ車があり、鐘楼門があり、閻魔堂あり、さらに山門は茅葺き屋根でした。
そして意外だったのは日蓮聖人、池上本門寺の話でした。
(東京都大田区南馬込1-49-1)
今回は盛りだくさんで纏めるのが結構たいへんでした。写真には写っていませんが、お参りや墓参の方たちが次々と訪れていました。
つぎは馬込自然林緑地も行ってみたいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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