【CHRO 田村×事業開発部 井形対談】常に成長するプロフェッショナル集団を作るためのマネジメントとは
こんにちは!令和トラベルPR Unitです。
今回は、CHROの田村と事業開発部でチームマネジメントを担当する井形の対談を実施しました。
メンバーマネジメントを担当するふたりが考える、理想の組織やメンバーの注目ポイントは?ジョインしてほしい人物像や今後の目標についても語ってもらいました。ぜひ最後までお付き合いください!
一人ひとりが成長できるプロフェッショナル集団を目指す
ーーお二人の業務内容を教えてください。
田村:私はCHROとして、主に人事や労務、経理といったコーポレート部門の管轄をしています。令和トラベル創業時から「どのように組織やカルチャーを作っていくのか」をテーマのひとつとして考えながら、取り組んでいます。
井形:私はツアーの企画から仕入れ、造成、販売まで携わっています。自分の担当エリアのツアー企画をしながら、全エリアのメンバーのマネジメントも行なっています。
ーー令和トラベルをどのような組織にしていきたいと考えていますか?
田村:僕らは創業時からHRポリシーとして、自由と責任を掲げ、「プロフェッショナル集団であること」「DIB(Diversity Inclusion & Belonging)を大事にすること」を大切にしています。
多様性を受け入れ合う所属感のある組織にするために、働き方やチャレンジに対する自由がありつつ、プロフェッショナルとしてしっかりと責任を持った集団でありたいなと。
プロフェッショナルというのは専門的なスキルはもちろんだけど、創造性やチャレンジ性、自立性も大事にしていきたいという意味を込めたポリシーになっています。
あと僕らは半年に一度、メンバーたちがもう1段階成長するためにはどんな支援ができるかをマネージャー陣とディスカッションする人材開発会議を全員分行なっていて。プロフェッショナル集団になるために、一人ひとりが成長できるための支援にも取り組んでいます。
いがちゃん(井形)もマネージャーとして、メンバーのどこを伸ばせばいいのかを考えるディスカッションを全員分やってるよね。
井形:はい。ツアー企画と言っても業務は多岐に渡りますし、人によって得意不得意があるので、誰をどのポジションにアサインするのかはすごく大事です。個人としても組織としても、どうしたら成長できるかを考えていますね。
たむさん(田村)やうけさん(受田)ともディスカッションすることで、私だけでは考えられない視点も得られるのでありがたいです。プロフェッショナル集団を「作る」というより「導く」ような仕組みができていると感じます。
ーーマネジメントをする上で、メンバーのどこに注目していますか?
田村:半期に1回、メンバーにミッションシートを書いてもらっています。そこにある「WILL」の欄を意識的に見ることで、その人がどんなことにチャレンジしたいのか、何にモチベーションを持っているのかがわかるんですよね。
あとは「CAN」の欄もあるので、それぞれが自分の強みを認識すると共に、もっと伸ばしたいところも把握できます。一人ひとりの「WILL」や「CAN」を見ながらコミュニケーションを取ることは大切にしています。
井形:私もマンスリーで実施しているメンバーと1on1で、個人のKPIの達成率を見ながらできてない理由や足りてないものを振り返っています。「WILLを実現するためにMUSTを実行しなきゃいけないよね」と再認識することで、ポジティブに業務に取り組めるようになると思います。
田村:ミッションシートに書くことは、本当に一人ひとり違っていて面白いよね。
井形:そうなんですよね。「東南アジアの支店を作りたい」と書く人もいれば「仕事と家庭を両立する模範的な人になりたい」と書く人もいて。その人に合わせたWILLを伸ばせるような組織にしたいなと思っています。
ゼロから何かを生み出す楽しみがある環境がある
ーー業務を進める中で、難しいと思うポイントは?
田村:令和トラベルは旅行業界の変革を目指すと同時に、ITカンパニーとしてテクノロジーを活用したものを生み出しています。我々が運営する海外旅行予約アプリ『NEWT(ニュート)』はまさにテクノロジーを活用したプロダクトで、スマートフォンひとつで簡単に海外旅行が可能に。
つまり、旅行とテクノロジーを融合することで新しい価値を提供しているんですよね。
だからこそ多様性を受け入れられる組織でなければならないし、メンバーそれぞれのバックグラウンドや価値観をうまく融合させることが大事。だけど、そこが難しいところでもあって。
井形:なるほど。私が所属しているツアー企画ユニットは旅行業界出身の方が多いのですが、これまでの旅行業界の慣習のまま業務を進めてしまうと、どうしても工数がかかってしまうという課題があるんですよね。
今は他のユニットとも相談しながら、どうすればよりスムーズに業務が進められるかを考えて、良い仕組みづくりを進めているところです。
田村:いがちゃんは元々大手旅行会社にいたわけだけど、どんなところが令和トラベルと違うと思う?
井形:エンジニアさんとの距離の近さですね。前職ではエンジニアさんが社外の方だったので、「この仕組みが使いづらいので変更してください」という依頼も、まずは上司の承認が必要。承認を得てから上司が社外のエンジニアさんに修正依頼を出して見積もりのチェックをして…という流れでした。
でも令和トラベルは、エンジニアチームとシステムの使い勝手についてのディスカッションを毎週行なっているので、すぐに対応してもらえるんです。他のチームのメンバーとの距離が近いのは、スタートアップならではだと思います。(※ビジネスサイドとエンジニアサイドの対談記事もお読みください)
あとは裁量の範囲が広いこと。もちろん上司やマネージャーも大枠は見ていますし、トラブルが発生したときには介入しますが、基本的にエリアのことは担当者に任せています。「このエリアのオーナーはあなたなんだよ」と各メンバーに伝えて、担当エリアをどう成長させていくのかは担当者に任せています。
前職はどのように10を100にするかを考えていましたが、令和トラベルはゼロから何かを生み出す楽しみがある環境だなと思いますね。
たむさんも以前大手企業で働いていましたが、スタートアップとの違いについてどう考えていますか?
田村:大手の方がこれまでのノウハウの蓄積があるので、研修制度やコミュニケーションの仕組みは整っていると思います。もちろん令和トラベルでもお互いにサポートやフォローはしますが、自分から獲得しにいく必要はあるかなと。
先にも話したように令和トラベルは個々を高めていくための検討をする機会はあるけど、その階段を作っていくのは周りではなく自分自身。スタートアップだとどうしても上の人が見切れない部分が出てきますが、そこを自分で切り拓いて成長できる環境があるのも、面白さのひとつだと思います。
井形:スタートアップは、自分が思ったことを自発的に実行できる面白さがありますよね。
実現するのが難しい場合もあるし、時にはスキルが足らないこともあるかもしれない。けれど、そこを乗り越えることによって次にチャレンジするときのハードルも下がるので、毎回成長を感じられるなと思います。
田村:いがちゃんはそのチャレンジを毎回楽しんでいるよね。周りから見ていてもすごく伝わってくる。
会社としてのミッションやある程度の方向性は決まっていても、令和トラベルや海外旅行予約アプリ『NEWT』らしい部分はまだまだ作っている段階。そこを作っていけること自体が、NEWTらしさなのかも。
スキルよりも熱意のある人にジョインしてほしい
ーーどんな人が令和トラベルに入ってほしいですか?
井形:ハートの熱い人がいいですね。あとは常に誰かの笑顔を想像できる人。旅行はハッピーなものなので、提供する私たちもハッピーだと思っていないと、つまらないものになってしまいます。常に情熱を持って、どんな仕事も楽しくやれる人がいいなと思います。
旅行会社は、令和トラベルでもまだアナログな部分があるし、ハードだと感じることもあるかもしれません。そんなときでも楽しく乗り越えられる力は大事かなと思いますね。
田村:いがちゃんの意見には完全に同意だね。例え専門性を持っていなくても「自分が誰よりも学習するんだ」という熱意があればウェルカムです。
井形:スキルは勉強することで後からいくらでも身につくものなので、その人自身の人間性が令和トラベルのカルチャーにマッチするかの方が大事だと思います。
田村:あとは、「もっといいやり方があるかも」と通例を疑う思考を持っていることは大切だなと思います。
「今までこうだったから今回もこうしよう」ではなく「もっと良くするためには何ができるんだろう」「これまでの成功体験を少し疑ってみよう」と考えることができる人と、次のあたりまえを作っていきたいですね。
ーー今度、令和トラベルやNEWTをどのようにしていきたいと考えていますか?
田村:今後組織が大きくなる中で、絶対にいろんな壁にぶつかると思います。その壁をゼロにすることは難しいだろうし、その壁があるからこそ生まれる強さもあるだろうけど、できる限り先回りして適切な状態で向き合える形が作れるようにしたい。
ぶつからなくてもいい壁は回避して、その分事業に注力して業界やカスタマーに価値を提供できたらいいなと。
井形:NEWTのユーザー数は増えていますが、世間ではまだまだ認知度が低い状態です。そんな中で、「NEWT」をどこまで広められるか、ユーザーに満足してもらえる商品をどのように作っていくのかを常に考えています。
私たち旅行会社は飛行機の席もホテルの客室も持っていません。航空会社やホテルの方たちと想いを共有しながら、NEWTや海外旅行を盛り上げていきたいです。
(文=伊藤美咲)
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