れいわのUSCPA受験経験談(その2)
皆さん、本日はUSCPA受験経験談パート2を共有させて頂きます。
パート1は各科目の点数、勉強期間及び受験時のスペック、受験戦略を記載してありますので、興味ある方は下記リンクにてお読みください。
れいわのUSCPA受験経験談(その1)
れいわのUSCPA受験経験談(質疑応答)
受験勉強の進め方
れいわの進め方は科目によって多少違いますが、以下の流れをたどっています。
①テキストと講義ビデオを見る
②テキストのノートをまとめ、テキストに載っているMCを解く
まとめノートはれいわ流において極めて重要な存在であり、この後の流れは試験前日までにまとめノートを仕上げると言っても良いでしょう。
③プロアクティブ(以下P校)MC一周
テキストになかった論点をググるなりしてまとめノートに追加したり、頻出論点をまとめノートにハイライトしたり、論点ベースにまとめノートをブラッシュアップします。後工程も同様です。
④P校TBS一周
⑤(BECのみ:P校WC対策)
ここまで終わったら、論点自体はほぼカバーされ、あとは吸収するだけとなり、後工程の所要時間と自分のスケジュールを勘案し、受験時期のメドを決めます。受験時期決まったら、安易に変更しないこと。
※余談ですが、平日の試験会場は大体空いていて、直前でも取れる気がします。ちなみに、自分はいつも月曜日、できるだけscore releaseに近い日を取っています。
⑥アビタス(以下A校)TBS一周
P校のTBSリソースは少ないため、他校のTBSも解いていました。
⑦A校MC一周
自信がある科目(自分の場合はAUDとBEC)に関しては、ここを省略しました。
⑧AICPAリリース問題三、四年分を解く
⑨オフィシャルサンプルテスト
本番一週間前、本番と同じ時間に受けます。ボリュームは少ないため、なるべく一時間半以内に解きます。
⑩P校直前対策
本番まで一週間、チャプターごとに問題を解き、まとめノートで復習します。
⑪まとめノート復習
本番前日、まとめノートを通読します。
各科目に使用した教材・マテリアル
各科目に使用した教材は下記のとおりです。
FAR:P校、A校(MC、TBS)、Becker(テキスト)
AUD:P校、A校(TBS)、Becker(テキスト)
BEC:P校、A校(TBS)、Becker(テキスト)
REG:P校、A校(MC、TBS)、Becker(テキスト)
注:Beckerテキストは通読したより、P校でカバーされていない論点を調べることがメインです。
経験した予備校・教材の評価
P校
一言でいうと、賛否両論ですね。
メリット:
①超速の単位取得
単位の申請は入学1ヵ月後から可能になるとのことですが、実際に一か月で不足単位の取得は終えられます。他校での経験はなく比較できませんが、おかげで受験モードに早く切り替えられたかと思います。
②圧倒的(?)なMCの量
MCのデータベースにBiskとWileyの問題が入っており、多少問題は被ったりしますが、単純合計で言うとA校のボリュームの倍くらいはあると思います。
③(他校と比べて)お財布にやさしい価格設定
当初お財布の余裕はなく、P校を選んだ最大の理由と言えるかもしれませんね。
(以下は個人的にメリットと思ったところですが、人によって違うかもしれません。)
④英語テキストで最初から英語でインプットする
⑤講義ビデオの総時間数は他校に比べて短い
総時間数が短い分、ベースと頻出論点だけを絞った気がして、進捗的に早く進んだ感が得られます。
注1:ちなみに、ザ・オーソドックスな講義と違い、佐々木先生のビデオで時折極端な例を出したりして、いい意味も悪い意味も脳に焼きつきます。
注2:本題から少し離れますが、P校の英文会計入門と中級はおすすめです。簿記やっていた頃のモヤモヤはこれ見て若干スッキリしました。
デメリット:
①講義ビデオは論点をカバーしきれていない
問題を解く時によく気づくのは、「これって初見ですよね…」講義ビデオは短い分、すべての論点をカバーしていません。はじめましての問題は自力でなんとかしなくてはなりません。
②過去問システムの使い勝手は悪い
すべての問題に解説ビデオがついているとP校は謳っていますが、逆に使いにくい感じはします。普通に文字ベースで解説書いてくれれば良いのに、なぜいちいちビデオをみないといけないの?
おまけに、解説に「答えはXです。なぜならXだからです」という謎論理も多かったりして、「そもそも解説になっていないじゃん!」と腹立ちます。その分も自力でカバーする必要があります。
③手続きサポートは弱いかも?
少なくとも外人のれいわから見ると、共有頂いた手続き関連PDFは古く感じ、結局A校の友達から諸々教わっていました。
A校
A校生でなく、すべてのサービスを使っているわけでもなく、コメントしにくい立場ですが、MCとTBSのシステムだけを言いますと
メリット:システムは使いやすい
P校のシステムの文句を言った分、初めてA校のシステム使ったときは感動しました。
ちゃんとした文字解説があり、問題のシャッフルもでき、システムも本番に寄せています。
デメリット:MCはボリュームがP校より少ないことと、TBSは軽めの問題が多く、本番との乖離があると言えます。
Becker
テキストしか使っていませんが、さすがUS本土の大手との感想です。
すべて英語ですが、隅々まで丁寧にまとめられて見やすいです。P校でカバーされていない論点はまずBeckerのテキストを見ていました。メインテキストとして使っているより、個人的には辞書的な存在です。
各科目のポイント
FAR:仕訳と財務諸表をマスターしよう
USCPAのベース科目と認識されています。FARのベースは仕訳にあると思います。それぞれの論点に、仕訳をどう切るか、それぞれの勘定科目は財務諸表のどのセクションに入るか等、よく意識して進めると良いでしょう。
また、公会計は結構MCに出ている印象があり、軽視できません。
AUD:各スタンダードの適用対象と全体像を意識し、各レポートのサンプルを熟読しよう
監査と監査以外のエンゲージメント、上場企業、非上場企業、政府など対象によってスタンダードは違いますので、それをマトリックス化します。また、いろんな活動は時系列的にどのフェーズで実施されるかを意識します。そして、言葉遣いなどレポートに細かいところまで問われるため、そのサンプルを熟読すると良いでしょう。
BEC:暗記系は練習、それ以外は理解度が肝
スコープは経済学やITまでカバーするため正直広いと思います。ただし経験上、深く探求するようなことはしないはずで、知識ベースで知っているか、知らないかにかかります。なので、暗記系はひたすらMCを解きましょう。
Cost AccountingとFinancial ManagementはTBSやWCもお世話になりますので、その部分はよく理解しましょう。
REG:税申告書Formをプリントアウトしよう
FAR並みにボリューム感がすごく、商法と税法があります。割合でいうと、税法が多く出題されますので、REGは税法対策はメインとなります。暗記系が多く、個人や法人などによって扱いも微妙に違ったりして、困ったものですね。他の方の記事を見てやったのは、各Formをプリントアウトしました。イメージしづらかった論点も実際のFormを見て納得できたりします。問題を解く際にもFormを手元に置けば良いお供になるでしょう。
応援グッズ
すでにUSCPA受験に励んでいる方々に、まだ準備中ですが、れいわ流のまとめノートなどで応援したいと思いますので、公開次第こちらかTwitterでご案内します。
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受験するかどうかお悩みの方向けに、そもそも受験すべきかは下記お読みください。
USCPA受ける!と決める前にちょっと待って
それでは。
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