秋元康に「アイデア」で先行した話。
2020年7月にリリースした乃木坂46の楽曲、『Route246』。
そのPVなるものが、数日前にyoutubeに公開されていて視聴した。
pvを見ていると、
ほんの数年前、だけれど忘れかけていたある1つの記憶が僕のなかで思い起こされた。
ただ、この話は、いわゆる「言った言わない」の話だし、証人もほぼいない。他人からしたら戯言中の戯言の話なのかもしれない。
でもほんとの話。
これは、
「Route 246」という楽曲がリリースされる半年ほど前に、
「Route 146」という名前を思いついた話。
その思考の変遷をまとめてみた。
146通り
2018年頃、僕は友達に薦められてドラマのsuitにどハマりしまして。
そこで、主人公ハーヴィが口にしたセリフが当時の僕にブッ刺さったんですよ。
後輩マイクがどうしようもない状況に追い込まれたとき、
先輩ハーヴィが言い放った、まさにパワーワード。
そうかあ、どうしようもない状況でも自分の頭ひとつで抜きん出ることはできるんだろうなぁ、と、過去の自分を反省しつつ同時にとても勇気をもらった。
聖地巡礼ブーム
その頃ってさ、「聖地巡礼」がブームになりましたよね?
たとえば、『君の名は』とかが2016下半期から17にかけて、とかでしょう?
友達とかも色んなところ行ったりしててさ。
最初は「何が面白いのかな?」とか思っていたんですが、
リアルとバーチャルの行き来で、人とエンタメに壁をつくらない、みたいなのが面白いということを知ったんですよね。
AKBの「会いに行ける」から端を発したとも言える「実際に行ける、見れる、触れる、話せる」みたいなことへの面白さ、ですよね。
ライブ配信アプリのshowroomも有名になりましたよね。
そんなデジタルとアナログの行き来によってむくむくと、深い絆を獲得していくスキームに、当時の僕は非常にワクワクしていました。
僕らの聖地、とは?
そんなこんなで、2019の終わり頃。
僕が名前を作ることになりました。
「なんで?」って聞かれると答えるのは難しいですが、
とにかく、名前が1個必要だった。
そのときパッと、"こうしたい!!"って思ったのが、
「聖地巡礼できるように、実際にある場所、訪れることができる場所にしよう」と。
これが、名前の大元のコンセプトとなった。
でもね、場所と決めたは良いものの、「良い場所」が無いんですよねえ。
僕にとっての聖地、みたいな場所を色々あげてみたけれど、どれもしっくりこない。
あとさ、そもそも「自分が普段行く場所」のことを「聖地」だとは思っていないじゃない?なんかそのモヤモヤした感じとかさ。
日常すぎる場所は、自分で聖地と名乗りづらい感じ。
とはいえ、「観光スポット的な場所」はそれはそれでキツいものがある。
例えば「富士山」「東京タワー」とかって、もうそれはさ、富士山とか東京タワーであって、僕たちの名前になることはできないじゃん。
もっとこうなんというか。
場所の名前なんだけど、自分たちが馴染めるような感じが欲しいなと。
そのために、「場所なんだけど、固有名詞感が薄い方がいい」というか。
意味とかイメージをなるべく持たない感じが欲しいなと思ったんですよね。
でもそんな場所ってあるか?と。
日向坂46
そんな感じで、絶賛、名前に悩んでいる最中、
僕は「日向坂46」にハマります。
グループのでき方とかストーリーとかを知って、友達の家で散々Youtubeを見て。
へぇ、面白いなぁ、しかも、こさかな可愛いじゃん、ってなって。
そうなったら僕はもう居ても立ってもいられず、僕らの名前には「46」という文字を絶対に入れてやろうと思ったんですね。
46という文字が入る
実際に存在する場所
この条件のもと、「国道じゃね?」ってなったんですよ。
この辺りでだいぶ、Route146に近づいてきた。
しかも、国道って、英語だとRoute〇〇、で固有名詞感も少ない。
ええやんけ!と。
じゃあ、「Route46」、か?
余りにも「46グループ」にあやかっている感じがあるなと思ったんですね。
別に、ファンだということを全面に出すものとしての名前にはできないし、そこまでのファンを名乗れる自分でもないし。
救世主
ここで一番悩む時期に突入。
良いところまで来た感じがあったが、なんか繋がらない。
距離としてはゴールに近いのだけれど、その道はここで行き止まり、みたいな感覚。
「場所の名前をやめようか」みたいな、方向性の修正をせざるを得ない状況だった。
・・・。
Route146
なるほど、これは僕の頭が硬くなっているんだと。
そこで、僕はこう考えることにした。
めちゃくちゃなこと言ってるけど、思考の変遷ってまぁこんな感じだよね。
そこでハッと気づく。
あれ、そういえば「146」って、「46」が入ってるじゃん。
146通り….。
通り…。
そうか、通りって、道(みち)のことじゃん!
そこで全てが収斂した。
Route146、という名前ができた。
サプライズ
国道146号と決まった後に、それがどこを走っているのか調べて驚愕した。
要は、軽井沢とかのあたりを走るやつみたいで。
というのも、実は名前が決まった2020年初め頃、
日向坂から欅坂も知るようになって、僕がゆっかー推しになっていくわけですよ。
/
軽井沢!まじか!
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そんなところまで収斂するか?と。当時は結構びっくりしたものです。
まぁ、本当にびっくりしたのは、その数ヶ月後に「Route246」が出たときでしたけどね。
もしかしたら思いついたタイミングは一緒だったりして。
それはガチシクロニシティ。
あとがき
246の方はご存知の通り大ヒット。
146の方は今や僕の記憶にしか存在しないと言っても過言じゃない。
100の差ってこんなでかい?
こんなこと書くのは本当にダサいこと。
ただ、つい数日前、Route 246のPV?が動画としてアップされてて、つい146のことを思い出したので、この際ダサくてもいいや、と。
それよりも僕が忘れないように書き留めておこうと思った。
ここまで読んでくれた方はありがとうございました。
これであなたも146という名前の分霊箱、悪いね。
・・・
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