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常識人の私が宇宙人の息子に学んでいること

私にとって次男は宇宙人。

何が宇宙人なのかというと
行動・言動が、私の想定できる範囲にない。
いい意味で予想を裏切るのが次男。

小学校の入学式の日。
「明日も元気に学校に行こうね」
と言ったら
「え!?明日も学校に行くの!?」
といい、
私たち夫婦を驚かせた次男。

その翌週。
学童へ次男を迎えに行くと
ランドセルの中のふで箱がなぜか空っぽ。

「あれ?鉛筆はどうしたの!?」
と私が慌てて聞くと
「学校においてきた。だって明日、学校に持っていくのを忘れたら困るでしょ」
という次男。

「ならば、なぜ、ふで箱ごと置いてこないのだ」
と思う私をよそに、なぜか次男は自慢気。

さらに3ヶ月後。
夏休みの宿題の工作に取り掛かっていた次男。
私が手伝いながら、紙粘土で貯金箱を作っていたら
ちょっと私が目を離したすきに
あっという間に完成させていた。

「前から見たらクマ、後ろから見たらウサギの貯金箱を作りました」
とやり切った感満載で報告を受ける。

「いや、前から見ても長い耳が見えるから
不思議な物体に見えるよ…」
と常識人の私は思ってしまう。

常識や世間体に囚われた私にはできない、
柔軟?な発想が次男にはある。
子どもらしいから?と思いきや
高校生になった今でも、その性格は変わらない。

そんな次男は私にとって
私という人間を育ててくれる先生。
私にはない発想、私にはない感性で
今を生き抜いている。

私もそんなふうに
考えたり行動できればいいのにと
羨ましく思う。

自由すぎるその性格は
きっと一般人の中では過ごしにくいと思う。
けれども、その普通の人にはない感性が
これからの社会には必要となる日が来ると思う。

あまりにも私とは考え方や行動が違うので
次男の動きは予測がつかないのだが、
それがまた新鮮で楽しい。

さて、明日はどんな驚きが待っているのかな。

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