起業家に必要なのは決める勇氣よりも見送る勇氣
霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。
今回は「起業家に必要なのは決める勇氣よりも見送る勇氣」というお話です。
起業すると、日々、あらゆる場面で決断を迫られます。
例えば・・・
・肩書名称
・オフィスの場所
・ホームページのタイトル
・セミナー会場の場所や日時
・商品名
・価格
などなど
挙げだしたらキリがありません。
即断即決できるものから、慎重に考えてから決断するものまで、とにかく決断するものが多くなります。
そして、重要なのが、その決断内容です。
何が言いたいのかというと、決断内容の中にある答えは「決める」だけではないということです。
その答えの中には「見送る」という決断もあるはずです。
これができるかどうか?
それが起業家として試されているところになります。
「見送る」とは「NO」ということです。
例えば、あなたがセミナー会場を借りるために、様々な会場を見て回って、いよいよどこかに決めなければならないとき、その会場で自分がセミナーをしているイメージがわいてくるでしょうか?
多くのお客様で会場が満席になり、その会場でお客様が笑顔で喜んでいるイメージができるでしょうか?
このイメージがわいてくるかどうか、それが決断する上でのバロメーターになります。
もし、イメージがわいてこないのだとしたら、その会場はあなたとは波長が合っていないということになります。
予算や会場の広さ、設備、駅から徒歩圏内など、条件に合っているからといって、焦って決めるのはオススメできません。
まずは、条件面以外に、その会場で自身がセミナーを行っているイメージができるかどうかです。
イメージができないようであれば、いくらその会場が条件に合っていたとしても、その会場ではないということです。
実際にそのような事例があります。
セミナー会場選びについて、お客様からご相談をいただいたときに、そのお客様から提示いただいた第一候補の会場は、明らかにお客様の波長と合わない会場でした。
条件面は合っていて、人氣がある会場とのふれこみですが、その会場でその方がセミナーを開催しているイメージが出てこなかったのです。
それをお伝えして、お客様ご自身でも、その会場で自分がセミナー講師として登壇しているイメージがあるかどうかを冷静になってイメージできるかどうかをお聞きしてみました。
そうしたところ、やはり、「イメージができない」という答えが出てきました。
そして、想定よりもスペースが大きめで条件面が異なる会場でイメージをしていただいたところ、その会場で登壇しているイメージがはっきりと出てきたと言われました。
最終的には、その会場に決められたのですが、結果的に参加人数が当初予定の1.5倍となり、ちょうどよい座席数が確保でき、お客様にも満足いただけたそうです。
このように冷静になって、しっかりとイメージをすることによって、自分と合うもの、合わないものがはっきりと分かるようになります。
決めることも重要ですが、それ以上に大事なのは、たとえ、条件が合っているとしても、しっくりとこないのであれば、見送るという勇氣を持つことです。
そして、見送ることで、本当に自分に合うものが、後から出てくるのです。
それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。