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パンダ家のごはん - お正月:お餅

お正月といえば、まずはお餅。
パンダ家にはその昔杵と臼があり、手つきのお餅を用意していました。
釜戸で餅米を蒸して、蒸し上がったら臼に入れ、最初はお米を潰していく。潰れたら杵でついていく。歯応えがある方がおいしいということで、つき過ぎないように注意。
つきあがったら、のし板に移して、四角く伸ばす。うちは片栗粉を使ってくっつかないようにしていました。手つきの餅は弾力があり、伸ばすのに力がいり、また、角を四角くするのもちょっと大変。鏡餅も作ります。
つきたては柔らかいので、しばらく置いて、少し硬くなってから食べやすい大きさに切ります。あまり放置しすぎると硬くて切るのが難しくなるので、この切るタイミングも大事(父がお餅を切る係で、のんびりしていたら硬くなりすぎて切れなくて、母に叱られていました)。
カビてしまわないように、冷暗所に保管。うちは蔵があってそこに置いていた気がします。

お餅の食べ方ですが、子供の頃はつきたてのお餅も食べたように記憶しています。母は違う、というのですが、あんこを用意してあんこ餅を食べた記憶があります。あとは砂糖醤油につけたりとか。

お正月は一応決まりがあり、元日はお餅を焼いて、その上に塩引き鮭をほぐしてのせていただきます。
私が子供の頃は、お嫁に行った娘は年末に実家に塩引き鮭を送る、という習慣がありました。祖母の妹3人からと叔母から、1匹ずつ塩引き鮭が送られてきて、いつも母がその処理に困っていました。1匹は母が実家に送りましたが(いただいたものを送ってしまう)、残りは出刃庖丁で解体。あら汁をつくったりしていました。そんな習慣もいつしか無くなり、今は切り身を買ってきて、お正月の朝に焼きます。
あとは、元旦のお餅には納豆ものせます。大豆を炒って挽いたきなこもちもします。
お雑煮は2日の朝。うちは煮干しで取った醤油ベースのスープに鶏肉、大根、にんじん、しいたけ、ねぎなどをいれたもの。お餅は焼いてから入れます。ネットで検索したレシピに、筋子を入れる、というのがありましたが、家ではやっていなかった気が。ただ、母の実家で食べた記憶はあります。
3日以降は、好きな食べ方で。お醤油をつけて焼いて海苔をまいて食べるのも好き。大根おろしでいただいてもおいしい。チーズをのせるのもあり。

いずれにしても、お餅が手つきである、というのが案外大事で。お餅は1年中手に入りますが、弾力があるおいしいお餅はなかなか手に入りません。

お正月に必要なもの - お餅関連
・お餅(手つき)
元日
・塩引き鮭
・納豆
・きなこ(炒って挽いた大豆とお砂糖たくさん)
2日
・お雑煮(煮干しの出汁、鶏肉、大根、にんじん、しいたけ、ねぎなど)
3日以降
・海苔と醤油
・あんこ
・大根おろしなど

パンダ家のごはん


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