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「好き」と「求められる」の狭間を、一歩超えていく|"Everyone's a Model"

REINGがプロデュースする "Everyone's a Model" は、自分にしかない素晴らしさがあることに気付くための1日。変身する、のではなく、あなたがもともと持っている素晴らしさを引き出していく。そして、「わたしらしさ」の一歩を踏み出すきっかけとするための企画です。

その模様をYouTubeでお届けしたのですが、
もう見てくれた?

みなさんこんにちは、REINGのAboです。「男性に生まれたから男らしいファッションでないといけない」「田舎だから目立たないように派手なスタイルは控えないといけない」そういったラベルから解放され、自由にありのままの自分を表現できたら…と願う3人と一緒に、「こんな私でありたい」を一緒に作る"Everyone's a Model"。その裏側のエピソードをお届けします!

あなたが描く「こんな私でありたい」を応援

「ヘアメイク・スタイリング・そしてプロによる写真撮影って、ファッション業界でもない限り日常からは遠くて、手が届きにくいもの。モデルや芸能人たちは特別な何かを持っているから、ああやって表現できるのだと思ってる?でも、実際は『誰しもが』輝く特別な何かを持って生きているんだよね!」そう最初に語ったのは、REINGのEdoでした。

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そこから、Edoの友達を中心に、プロフェッショナルとして活躍するヘアスタイリストのKazami、メイクアップアーティストのChifumi、写真家のJeremy、そして衣装協力に尽力してくれたMichishioの協力を得てチームは完成!
早速参加募集を募ったところ、半日で全ての枠が埋まってしまいました。

「好き」と「求められる」の狭間を彷徨って

今回モデルとして参加したのは、東京に暮らすChiyo, Hibiki, Daikiの3人。
参加理由を聞いたところ、ある共通点が。それは「これまでは目立たないようにファッションは周りに合わせてきた。でも、最近になって、もっと自由でいいんだと思えるようになった」ということ。もともとみんなファッションにはとても興味があって、古着屋に通ったり、季節ごとに服を買い足したり、この日身につけていたアクセサリーもとっても素敵でした。
ただ、ファッションを通して自分を表現したいという願望を持ちながらも、どこか周りの目が気になって「好き」と「求められる」の狭間をまだ彷徨っているような印象・・・。

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そこで、事前に考えてきてもらったそれぞれの「ありたい自分」をヒアリング。「こんな世界観が好き」とか「こんな雰囲気の俳優さんが好き」とか「このブランドの服が好き」など、自分の中の好きという気持ちをシェアしてもらいました。そのイメージに近づくような衣装とヘアメイクを施したところ、いつもの自分とは少し違うけど、でも確かに自分の中から生まれてくる表情とポージングで堂々と撮影に臨む姿に驚きました。

ありたい自分の姿をイメージできればできるほどそれに近づいていけるし、それは内なる声だからちゃんとその人のものになるのだな、と思った瞬間でした。

LET'S GET STARTED!

一人目のChiyoは、ありたい自分の姿を模索中。「こうありたいっていう軸が欲しい。いろんなものを試して感じてみて、最終的に私はこれが好きなんだってものと出会えたら安心かな。」普段はネイビーやブラックのシンプルな服を着ることが多い彼女は、韓国の俳優のような『ドラマティックでフェミニンなスタイル』に挑戦しました。

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「可愛いの中にシンプルが欲しい、どっちもなんだなって思った。どれかに決めなくてもいいんだなって思った。こうやって『ありたい自分』を模索する自分も自分らしい。」

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人から見られる私と、ありたい自分とのバランスを模索していた彼女。「周りが似てるような人たちばかりで、型にハマろうとしていた」と語っていたけれど、そんな自分から脱しようとしたこと、一歩踏み出した自分を肯定的に捉えられていること、すごいなと思いました。楽しんだもの勝ち!

2人目のHibikiは、写真家・蜷川実花のようなカラフルな世界観が好き。「もともと服は好きだけど、好みに偏っちゃう。いろんな自分を知りたくて参加した。」と語ってくれた彼女。普段のサーモンピンク系メイクの柔らかい印象から『都会的なエッジの効いたカラフルスタイル』に挑戦しました。

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「最初は照れ臭かったけど、どんどん解放されてく感じ!自然にポーズが出てきて、身に付けるものの力ってすごいなぁって思った。自分のスタイルを決めつけずにもっと柔軟に自由にやっていきたい」

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ホワンとした優しい雰囲気をまといながら、芯を感じさせる佇まい。ファッションで自己表現することに憧れはあったけど、田舎だったから目立たないように『いい子でいよう』としていた過去を振り返りながら、解放されていく感覚を語ってくれました。その芯の強さが魅力として現れていて、堂々とした姿に惚れ惚れ。

3人目のDaikiは、自分がありたい姿は『ちょっとクィアでエレガント』。普段は真っ黒な服を着ることが多いそうだけど、Harry Stylesのライブ衣装のような鮮やかなイメージに挑戦。「大阪に住んでいた頃は、男の子だから男の子の格好をしないといけないというステレオタイプがあった。東京に出てきて考え方が変わってきて、参加してしようと思った」と語ってくれました。

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「もっと僕らしく、ファッションとかそれ以外のことも楽しんでいきたいと思える時間だった。全部が派手って感じではないが、もっと身につけたいものを取り入れて、毎日楽しく過ごしたい。」

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自分の中の引っ掛かりとなっていた「男らしさ」を「自分らしさ」に昇華しようとしたDaiki。指先のネイルに強い意思を感じました。後日彼に会った時に「あの日にネイルをしてもらったのが楽しかったから、一度落とした後もたまに自分で塗ってます」と教えてくれたのも、とても嬉しいことでした。

他人が決めた自分から解放されて、
本当の自分と向き合おう

「人は生まれたその日から、見えないラベルを貼り続けられている。男性か女性か、いつどこで生まれたか。それは、私たちが何者かを決めるものではない。」

これはREINGが”Our Story”として掲げるメッセージの一部です。男だから、女だから、田舎だから、孤独になるから…。ラベルイメージに溢れた世の中で、人目が気になって自分らしい選択ができない世の中で、それでも自分の心の声を信じて一つ一つの選択を紡いでいく。そうすることで「わたしらしさ」は生まれていくのだと、この日の彼・彼女たちと時間を過ごす中で実感しました。

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他人が決めた自分から解放されて、本当の自分と向き合う。自分に正直になることで、はじめて自分のことを好きになれる。その一歩を踏み出す素晴らしさをREINGはこれからも伝えていきます。


SPECIAL THANKS💜

・Hair 
 Saki Kazami / @saki_kazami
・Make-up
 Chifumi Nambashi  / @chifumi325
・Styling collaborator
  Michishio / @k_michishio
・Styling
 Edo Oliver / @yumeboi
・Photo
 Jeremy Benkemoun / @jeremy.benkemoun


Writing : Yuri Abo 
Editing:Maki Kinoshita

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