誰かにとっての「普通」を当たり前に。REINGがジェンダーニュートラルなアンダーウェアを正式発売します
昨年の夏に完成以来、長らくプレローンチ状態だった私たちのアンダーウェア。ようやくリリースできることになりました!
着る人の性別を問わず着用できる「ジェンダーニュートラルなアンダーウェア」を、オンラインストア(https://store.reing.me/)で2020年2月12日(水)より正式に販売開始します。今日はそのお知らせだけでなく、なぜREINGが下着を作ることにしたのかを改めてお伝えしたいと思います。
「男女」というラベルを外す、
ジェンダーニュートラルな下着
REINGは「Every relationship is beautiful. -私たちが紡ぐ、すべての関係性は美しい-」をフィロソフィーに、世の中にあるラベルへのイメージを乗り越えて、すべての人が「わたしらしさ」を紡げるプロダクトやコンテンツを送り出していきたいという想いでやっています。「 #formepositive (自分自身との関係性をポジティブに紡ぐ)」という考え方で、すべての人が自分自身との関係性を、誰かとの関係性をポジティブに紡いでいける世界。その世界観を注ぎ込んだのが、このアンダーウェアです。
ブラレット / ボクサーパンツ / トランクスの3種類で、型・カラー・サイズで性別の区別がないデザイン。上下の色・形を変えてもコーディネートできるラインナップになっているから、その日の気分で組み合わせを変えたってOK。アウトラスレーヨンの柔らかな素材は、自分を、そして大切な誰かを抱きしめたくなるような手触り。どんな心と体でも、あなたが好きだと感じたら手に取ってほしい。そしてこの下着をつけているときは、心地のいい自分で過ごせるように。そんな想いを込めています。
様々な人がいることこそが、“普通”
そんな誰かの「当たり前」を大切にしたい
私たちがこの下着を着てほしいのは「 自分であることを楽しみたい」と願うすべての人。だから、「男性用/女性用」という表記を一切外し、身体に寄り添う着心地にとことんこだわっています。
現代の社会では、あらゆるプロダクトが「男性向け / 女性向け」と分けられていることが“普通”であり、そのデザインの多くに男性らしさ、女性らしさという見えないフィルターがかけられています。生まれ持った身体と心はそれぞれ人によって異なるのに、未だ性別への“イメージ”を理由に、「好き」という気持ちだけで何かを選ぶことにためらいを感じてしまう人がいる。今回、アパレルの中でも男女の区分けでデザインに偏りが出やすい下着から、そのような課題にアプローチするべく、1年をかけてリアルイベントやSNSでの活動で集めたリアルな声をベースにデザインを考案しました。
男性の身体を持ちながら女性として暮らす人、男性だけど“女性向け”とされるデザインが好きな人、ブラジャー自体が苦手な女性など、様々な人がいることこそが、“普通”だと私たちは考えます。そんな誰かの「当たり前」を大切にしたい。そんな想いが積み重なり、この下着は完成しました。男女の身体的な特徴・違いを鑑みながら、性別を問わず試着を重ね、誰もが身につけられる形と着け心地を追求しました。
それぞれのカラーにはムードメッセージがあり、ワンポイントでREINGのロゴ刺繍をさりげなく添えています。朝1日の準備を始める時、忙しい日を終えて夜眠りにつく時、休日好きなことをしてゆっくり過ごす時。その時々のムードで一番心地のいいカラーを纏う楽しみ方もおすすめ。
Relax Beige:何も考えず、ただゆっくりと穏やかに。
Euphoria Purple:大切な誰かと、甘い時間を。
Balanced Green:心と体の声を聴いて、リズム良く。
Confident Black:気持ちを引き締め、凛と背筋を伸ばして。
心に沸き立つ気持ちに正直に
「自分であること」を楽しむ人たちと共に
ビジュアル・コンセプトムービーには、東京に住むリアルなカップル3組とジェンダーイメージに囚われず自己表現を続けるアーティストたちを起用しました。心に沸き立つ気持ちに正直に「自分であること」を楽しむ彼らは、それぞれに異なるバックグラウンドを持ちながらも、どこか一体感のある空気を醸し出していました。この時の撮影現場のことを、みんな「とても自然で居られて、とても楽しかった」といまだに話してくれます。
モデルを務めてくれたうちの一人は、普段はブラジャーを着けないで過ごしているそう。その方が自分らしいから、と。その話を聞いて、当初はブラレットを着用してもらう予定だったのですが、ブラレットを着けないスタイリングに変えました。その人が一番居心地がいいと感じるスタイルが大事。自分を押し込めることなく、 まっすぐに自分の心を解放できる下着でありたい。そのメッセージを最大限に表現してくれました。
ランドリーネットに梱包してお届けする理由
アンダーウェアは、REINGカラーのオリジナルランドリーネットに入れてお届けします。アンダーウェア自体を痛めず長く着ていただきたいこと、届いてすぐに捨てることなく繰り返し使えることから、この形を選びました。この形に行きつくまでも試行錯誤を繰り返しました。この形が必ずしも正解ではないけど、「地球との関係性も美しく」というポリシーのもと、できる限りプラスチックを使わないという方針をこれからも貫きたいと思っています。
アンダーウェア自体も再生繊維で土にかえる素材となっており、自然にも優しい生地を採用しました。生産・染色・縫製まですべて日本国内で行なっています。縫製は秋田県にある工場で、長年勤められているベテランの職人さんたちが一つ一つ手作りで作ってくれています。直接工場でお話させていただきながら、私たちのコンセプトをお伝えしたところ「自由でいいわね!」とエールを送ってくださりました。この柔らかい生地を縫うのはとても難しいことなのですが、どうすれば綺麗に仕上がるかを皆さんでアイデアを重ねながら、秋田弁で「これがよいでね」=ここが難しいポイントだよ、と指差しながらも丁寧に縫ってくださって。一つ一つ、大事に届けますと約束しました。
アンダーウェアはオンラインストアで購入できるほか、東京都内にある「REING Living」という私たちのコミュニティスペースでも試着販売していいます。この場所は性別を問わずに楽しめるファッションやメイクのイベントを開催したり、ジェンダーや身体について考え話す場になっています。まるで自分のリビングのように。まずここではラベルを気にすることなく、自分がありたい姿で自由に語り、一緒に何かを生み出していける場です。詳細はREING Livingのインスタグラムをチェックして、ぜひ遊びに来てください。そして、ぜひ、このアンダーウェアを手にとっていただけたら嬉しいです。
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