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米国iMBA・MOOCオンライン経営大学院受講ガイド

2020年の8月から、それまでCourseraで単科コースを受講していた大学院、米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のMBAに正式に入学し、現在3コース目です。

イリノイ大学のMBAは、MOOC(大規模公開オンライン講座)と世界で初めてタイアップしたオンラインMBAとして、生徒数が増え続けており、学費もすべて込みで$22,500(2021年1月現在)で    $23,904 (2024年5月24日現在) 受講することができます。コロナの追い風もあって、MOOCを利用したオンラインのMBAは国際的に活躍したいビジネスプロフェッショナルにとって、新しい選択肢の一つとなるでしょう。

個人的に海外との仕事を始めた2018年から、「自分はどういう人なのか」ということを分かってもらうことの重要性についてひしひしと感じてきました。「ちゃんと仕事をするビジネスパーソンである」ということを分かってもらうことでさえ、パッと海外に行って営業をしているときには難しい。特に私は自営業で、現在大企業の後ろ盾と共に仕事をしているわけではないので、なおさらです。その国にオフィスを設けているわけでも、その国、地元の大学を卒業しているわけでもない(2018年の時点では個人事業主で東京で主に仕事をしていました)。案件を受注し、仕事で結果を出して信頼を勝ち取るまで、意見を聞いてもらうのにも、海外では時間がかかっていました。

ところが、ひょんなことがきっかけで、2019年にかねてより試験合格していた米国公認会計士(USCPA)のライセンス登録をしたのですが、それから海外での、初めての人への自己紹介、それから案件受注に至るまでの過程がずっと楽になりました。自分の何が変わったわけでもないのですが(試験合格自体は2013年でした)、ひとまず、遠いアジアの国から来た謎の多い人物ではあるが、自分と同じ目線で話や仕事できるかもしれない、と。そういったことがあり、会計やファイナンスについての更なるブラッシュアップと、小規模企業の経営者として経営の体系的な知識を得て、証明できるようになること、また、現在の米国のお客さんに、アカデミックな点でもマーケティングの話ができるようになったらいいな、と思いました。

このnoteには、オンライン受講の仕組みと共に、今感じていることや学習方法、MOOC活用法などを、忘れないうちにまとめておきます。入学する前に、米国のMBAって大変だよ、といろんな人から聞いたり読んだりしていたので、何がどれくらい大変で、また大変じゃないか、ということに関して、つまり自分でも受講しうるのかということについて、体系的な情報が欲しいと思っていた、というのが執筆の直接のきっかけです。

米国をはじめとした海外のオンラインMBA、特にMOOCベースのものの受験を検討されている方、現在受講中で他の日本人の様子を知りたい・効率のよい受講方法を模索しているという方、MOOCによる学習や海外の大学の学位・資格の活用に興味がある方を読者としてイメージしています。

このnoteが、今迷っている人の背中を押せるような、一人でもやもやしていた悩み解決のヒントを得られるような、ちょっとしたきっかけになれば嬉しいです。

私のバックグラウンドや、受験準備などについては、こちらの無料noteにまとめていますので、良かったらご覧ください。

*このnoteについては、後日加筆した場合は価格を改定する可能性があります(すでにご購入いただいた方に追加負担はありません)。ご了承いただけますと幸いです。

※2024年5月24日 古くなったリンクを一部修正。2024年5月卒業のため、現在の状況について、詳細は大学のリンクでご確認ください。


1つのコースの構成と流れ

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