21:意思決定のメモ
「社長は言うことがコロコロ変わって困る」
そんな社員からの不満に直面したことがある経営者は少なくないのではないでしょうか?
経営者は、常に移り変わる外部環境の中で、メリット・デメリットを踏まえて、1つのオプションに決め、前に進み続けなくてはなりません。
そのため、1年前、1カ月前、1日前と現在の状況が変わった場合、スピーディーに意思決定も変える必要があります。
しかし、社員の立場から社長の行動だけを見ると、「社長は言うことがコロコロ変わって困る」となってしまうのです。
そのため、社員とコミュニケーションをとる際には、意思決定を変える必要がある「事情」をきちんと説明することが必要です。
この説明なしに「AではなくBをやってほしい」という指示だけ出してしまうがために、社員も混乱し、社長が理解できず、不満につながってしまいます。
社員に対して事情を説明するためには、
1)過去の意思決定Aを支えた「状況」がどのようなものだったか
2)「状況」がどのように変化したか
3)その結果、意思決定もAからどのように変化したか
を経営者自身が理解していないといけません。
だからこそ、経営者の方は、意思決定のプロセスをメモ(記録)することをお勧めします。
メモなしには、どの状況が変わったか、あるいは、想定していなかった状況が加わった等、状況の変化を細かく把握することができません。
また、メモしておくことで、状況の「変化」を過去と比較しながら細かく把握できるため、次の意思決定の成功確度を上げることにもつながるでしょう。
経営者の中には歴戦の猛者として「直観」的に意思決定を判断する場合も多いでしょう。しかし、経験に裏打ちされた直観的な意思決定も、社員に対して言語化して説明できた方が、社員も納得した上で動くことができます。
社員が不満を感じるのは、事情を理解できていない中で、社長の意思決定が大きく変化した結果、自分の仕事の負荷が上がるからです。社員も人間です(笑)
かといって、状況が変わったにも関わらず、社長が過去の意思決定に捉われたままでは、会社自体が傾きかねません。
常に変化する状況下で意思決定を翻すことを恐れない。
そのために、今の自分の意思決定をメモしておくことをお勧めします。
ポイント21:意思決定のメモは事業の成功確率を上げる
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