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パラレルアントレプレナーの「自己投資」

事業を立ち上げ、経営に邁進していると、目の前の事業への理解、自分の事業分野への知見、人とのつながりがどんどん広がっていくでしょう。

他方で、経営に邁進すればするほど、自分の会社、そしてその事業分野という小さい世界に埋没してしまう感覚を持ち、私は強い危機感を持ったことがあります。

私は、常に新しい事業アイディアを考えることが好きです。

新しいアイディアが、いろんな要素の組み合わせの結果として生まれるとすれば、いかに組み合わせる要素を多く持つか、そしてその組み合わせの方法にオリジナリティを見せられるか、が勝負です。
特に、当該の事業領域以外からの要素を持ち込むと、より一層、新しい組み合わせ、そして独創的なアイディアが生まれる可能性が高いでしょう。

だからこそ、自分の事業領域に埋もれてしまうことによって、アイディアが枯渇してしまうのではないか、と危惧したのです。

そこで私は、意識的に、年に1回は、普段自分がいる環境とは異なる世界に飛び込むようにしています。

2018年は、イスラエル外務省が主催する「イスラエル訪問団」に参加しました。有力ベンチャーを多数輩出しているイスラエルのカルチャーを肌で感じたいと思い、前々から行ってみた気持ちは強かったものの、なかなか1人でプラッと行くことが難しい中で、今回の訪問団にお声掛けいただき、行くことに決めました。

2019年は、シンガポール国立大学リー・クワンユー公共政策大学院の「アジアの国別最新情勢とマクロの最新地政学」を学ぶエグゼクティブプログラムに参加しました。前職でお世話になった谷家衛氏も参加していたことに加え、イスラエル訪問団のメンバーまで参加していたこともわかり、参加することに決めました。

今年はNewsPicksのNewschoolの「実践SaaSビジネス」に参加しています。

このように、新しいアイディアの種を求めている場合、私がお勧めする自己投資は、いまの目の前の仕事から「非連続的」であることが大切だと思っています。

もちろん、目の前の仕事にすぐにでも役立ちそうな本を読んだり、セミナーを受講してみる等、「連続的」な自己投資も大切です。
しかし、新しいアイディアと出会うとなると、以前書いた記事にもあるように「セレンディピティ―」(予想外のものを発見すること)が大切です。

そして、セレンディピティを得るためには、いまの自分にとって、直接的に役立ちそうとわかるものではなく、いまの仕事に直接役立つかわからないが興味があること、に取り組むことが大切だと思います。

いつもの思考の枠組みから外れる。いつもの仲間から外れる。
それによって、新しく見えてくる世界こそが、新しいアイディアの原石になると信じています。

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