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#02 過去を「意味あるもの」に変える力


0. はじめに

今回の記事では
「過去の捉え方」をテーマに、お話したいと思います。

私は少し前まで
過去が全部、「記憶から無くなれば良いのに」と思っていました。

思い出しても
自分にとって苦しかったことばかりで
あんなことしなければよかった。と思う言動ばかりで
他人が持っているものを持たない自分の
良いところなんて何も思いつきませんでした。

自分の容姿とか才能とか、置かれた環境というのは
個人の努力でどうにもならない部分もあって
残酷だなぁと感じる時もありますが…

ある時から、そんな中で唯一
過去の出来事や、自分自身を「どう捉えるか」
自分で好きなように変えられる部分なんじゃないか。
と考えるようになりました。

自分はその過去の出来事から、どんな気づきを得たのか。
苦しい状況に置かれた時に、どんな行動を取れたのか。
自分にとっては「当たり前」でも、
他の人から見たら「すごいこと」
かもしれない。

他の人が持ってない「何か」を
自分の中から見つけることが、
今の自分の希望になることがある。

どなたかの希望を見出すきっかけになることを願って
この記事を書いてみます。

1. 頑張っていても「嫌な瞬間」はくる

#01 「できない」のは、そんなに悪いことじゃなかった。
を読むとご理解いただけると思うのですが、
私はこれまでの人生において、壁にぶつかることなく
何かを成し遂げられたことがほとんどありませんでした。

特に部活動においては、地味な練習に真面目に取り組む私よりも、
練習したくない、怒られるのが嫌だ。と
イヤイヤ練習する同期の方が、強いことが大半で
練習をサボっているのを見る度に、
あの人はいいな、と思いました。

そして、なんで私はこんなに必死になって練習しているんだろう。と
自分がバカらしく思えてきて、周りの人みたいにできない自分を
嫌いになった時もありました。

1番印象に残っている出来事は、中学の部活で同期に
「私より頑張ってるのに、全然勝てないよね。」と言われたことです。

その時の私が、それを聞いて思ったことは
怒りでも悔しさでもなく
「たしかに。」っていう感想で
その言葉も素直に受け入れていました。

でも、それ以来
「頑張ってるね」は、
私にとって褒め言葉ではなく、
自分の無能さを証明する言葉になって

無意識のうちに「頑張ってると思われないように」
と考えて行動するようになりました。

2. 変えられない過去は…

私だけでなく、みなさんの中にも
どうしても「良い」とは思えない出来事があると思います。

そういう時は、その出来事自体を美化するのではなくて
その出来事があって、自分にどのような変化があったのか
について考えるようにしています。

過去がどんなに憎くて、消したいものであっても
自分がそこから目を逸らしている限り、
それを忘れることはできなくて
自分の心の中にずっと残り続けるのだと思います。

だから、その不快感を無くすためにも
一度は真正面から向き合わなければいけない。
というのが、私の考えです。

3. 捉え方次第で、希望にもなる

起きた出来事を
認め、反省し、受け入れる。

それができればもう十分だ、って最近は思います。

誰かを傷つけたり、迷惑をかけてしまったと思うのなら
自分の言動が間違っていたと素直に認めれば、もうそれでいい。
次、似たような場面になった時に同じことをしなければいい。

過去は変えられないから、そうするしかないし笑
(そんな風に開き直って、なんとかメンタルを保っている。
というのが正直なところではありますが…)

「自分だからこそ得られたこと」に注目して、
そんな自分も悪くないな。と思えるように
考え方を変えるようにしています。

なんでも苦労することなく、平均以上にできていたら
ここまで「できない」ということに向き合えていなかった

きっと、それができたから
中学や高校を卒業してから、何年経っても遊びに行ける友達ができて
私を応援してくれる人や苦しい時に相談できる相手の存在を、実感することができた。その人がいてくれたおかげで、乗り越えられたことがある。

私のことを
たくさん認めてくれて、励ましてくれたから
自分の良い面を知ることができたし
自分は自分のままでもいい。
と思えるようになった。

今のままでも「自分という存在が許されている」と思えることは
なんとも言えない安心感があるような気がします。

4. おわりに

「今」はいずれ、過去になる。

今、どうしようもないくらい
苦しくても、悲しくても
傷ついていても

それでもやっぱり、時は流れていて
徐々に記憶は薄れていくものだと思います。

後から振り返ってみたら
あれほど悩んでいたのが嘘のように
都合の良いように解釈できるようになるんです。

今の苦しみは、時間が経つことによって
未来の自分の幸せ
独自の強さ
自信
変わる部分があると思います。

だからどうか、絶望しすぎずに
意外と未来は明るいと信じて
笑って過ごしてほしいなと思います。

自分に優しく、自分を大切にして
生きれるように頑張ります。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!!

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