生活を彩る抜け感

ファッションでいう抜け感とは。
キメ過ぎない事で、逆にこなれた雰囲気をワザと醸し出すこと(私の勝手な解釈だけど、合っていますか?)

私の場合の抜け感とは、単に抜けてるって話。つまり忘れっぽいという事でして。例えばスーパーへ買い出しに行く時、卵を買いに行ったはずが、何故か目についた別のものを幾つか買って、結局肝心の卵を買い忘れるってパターン。

対策はメモ。面倒がらずにちゃんと書く。
買い出しへ行く前、買い忘れが無いようにとあれこれメモした。そのメモを忘れて家を出て、店に着いてからカバンの中をガサゴソ。メモが無い。いったい何買うんだっけ?出来る限り思い出しながら、でも結局色々買い忘れる。このパターンもなかなか多い。

最近は、コインパーキングで。
お会計時、車を停めた位置の番号を機械に入力してお金を払うシステム。番号が、各スペースの右隣に看板で表示されてたのを見間違えて、左隣の看板に書かれてた番号を入力してお会計。私の車の左隣の車の持ち主さん、めちゃラッキー。駐車場代金、私のおごりです。遠慮なく受け取ってくださいね。そんな気分。(どんな気分よ?)なかなかの重症である。

ごみの日もよく忘れてる。NHKの朝ドラ観終わったらゴミを出そうと思っててそのまま忘れて仕事始めちゃったなんて日常茶飯事。ゴミ収集車の音が聞こえてハッとして、慌てて追いかけるも間に合わず。そのことを夫に正直に言えなくて、自分の車のトランクにゴミを隠した事が何度かある。ちなみに町内のゴミ収集は週に一度だから、隠したゴミは1週間に渡って私の車のトランクに眠る事になる。忘れっぽいくせに、完璧主義で間違いを認められない面倒なヤツ。

まだまだ抜けてる話は尽きない。
書ききれないし、もはや忘れてしまったエピソードもたくさんあるだろう。つまり私は全く完璧とは程遠い人間だ。それなのに。宿題を後回しにしたり、野球の練習でふざけていたり、ご飯を残してしまう息子を偉そうに説教してしまう私は、いったい何様なのだろうか。大切なのは、こうして自分の行いや考えをじっくりと見つめて判断することだ。いつも謙虚でありたいし、健康に生かされている事自体に感謝出来るゆとりを常に見出せる人でありたい。揺れ動く感情に流されず、忘れる事もありのままに受け入れて、そして見栄を張る事無く自分にも他人にも正直に。むしろ完璧よりも、抜け感を大事にしていこう。ファッションも人生も抜け感を出せて初めてこなれた人間になれるはず。そんなことを思ったある夏の日の夜。

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