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ポッドキャスト『ナミダの種まき』

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#死生学

049 ときどき死生学

049 ときどき死生学

11月というのは、1年の終わりを感じ始める季節なので、死と生について考えてみるのに良いタイミングな気がします。死について語ることはタブーとされる時代もありましたが、今はむしろ「どう死ぬか考えてください」と言われるようになったのかもしれません。11月11日公開の第49回目のエピソードでは、死生学は「死について学ぶことは、そのまま死までの生き方まで考えること」というアルフォンス・デーケン先生の言葉を頼

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037 世界と日本の「スピリチュアル」

037 世界と日本の「スピリチュアル」

「スピリチュアル」という言葉が日本では独特なニュアンスで広まっているように感じていたので、ポッドキャストでは意識的にその言葉を使わないようにしていました。(あやしいって思われたくないな・・・って思ってました!)

でも、本来とても大切なものですし、医療の現場では、患者さんのスピリチュアリティへの配慮(スピリチュアルケア)がますます重要視されるようになってきている今なので、世界/欧米社会の「spir

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036 ふたたび死生学

036 ふたたび死生学

「死生学」という分野は、まだ比較的新しい分野で、これ!という体系的な学問になっていないからこそ、死と生にまつわる様々な側面をもっと知りたいなといつも思っていました。

そんな中、上智大学大学院に聴講生(正式には科目等履修生)の制度があるのを知って、「死生学研究」の授業をこの秋から受講しています。

受講にあたって、なぜ死生学を学びたいのかを振り返る機会があり、第36回目のエピソードではその時に考え

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013 はじめての死生学

013 はじめての死生学

グリーフケア人材養成講座の2年目の最終学期に、「死生学」の講義が始まりました。その最初の授業で、グリーフケア研究所所長の島薗進先生が、死生学という新しい学問がなぜ生まれて、多くの人が学ぶようになったのか、その背景をお話くださいました。第13回のエピソードでは、そのほんの一部ですが(そして、私のつたない理解と言葉で恐縮ですが)シェアさせていただきます。

番組内でご紹介した本『死ぬ瞬間 死とその過程

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