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しぜんのかがくep.68(1/3)番外編 あけましておめでとうございます。能登半島追悼、名古屋の究極のシンプルお雑煮など

皆様、明けましておめでとうございます。今年も、
◯玲子先生「しぜんのかがく」note
◯神田沙織 がりれでぃ スピンオフPodcast 「ナチュラル・サイエンス・ラボ しぜんのかがく」feat.玲子先生 
共々、どうぞよろしくお願い致します。

今年の1月1日は、NHKの追悼式の番組を見ながら、能登半島地震、奥能登豪雨へ黙祷と祈りを捧げさせていただきました。「普通の生活をしたい」という被災者の皆様の声から、何気ない日常生活の尊さ、大切さを改めて感じましたね。「心折れそうな気持ち」…寄り添う心を大事にしたいですし、まだ支援が必要です。私も情報発信を継続していきたいと思います。
(追伸)TVと同じNHKで放送された追悼式と、静岡大学の牛山先生のコメント、被災者の方の声など、以下から聞き逃しで聞くことが可能です。
【聴き逃し1/8まで】ジャーナルクロス 能登半島地震から1年

今回、御丹珍様より、私のnote記事のまとめを作っていただきました!ありがとうございます!

御丹珍さまへの返答のようになりますが、今回、名古屋のお雑煮をご紹介します。
質素倹約の名古屋の象徴だったのですね。そして、1707年の宝永地震がきっかけの倹約だったとか。

シンプルな「雑煮」の成り立ちには、大きく三つの説がある。一つ目は、尾張藩主の徳川宗春が豪華な食事を食べていたところ、将軍の徳川吉宗(質素倹約で有名ですね。吉宗がいた紀州藩の財政難も1707年宝永地震がきっかけ)に叱られたからという説、二つ目は、徳川家康から続く、質素倹約の武士文化が受け継がれているという説、そして三つ目は「名を(もち)上げる」「名(名古屋)を(もち)上げる」と、縁起担ぎとして、餅と菜をかけたという説である。

参考: 雑煮について 愛知 農林水産省

お正月の時期前後の時期のみ、「もち菜(正月菜)」が近所のスーパーでも手に入ります。もち菜は、のアブラナ(油菜)とカブナ(蕪菜※レアな野菜ですね…)の交雑F1ハイブリッド。F1ってメンデルの法則(中学3年で習った?)で、優秀な形質を選択的に残すことができるので、野菜市場ではよく作られているようですよ。
もち菜は、葉が柔らかく、あくがないので、サッと煮るのがいいですね。小松菜に比べると葉色が淡く、収穫後、葉色が黄色くなりやすいです。
名古屋のお雑煮は、角餅のもち菜を入れて鰹節をのせるのみなので、醤油と出汁の味が引き立ちます。おせちと共にいただくには、ちょうど良いシンプルさかもしれません。

名古屋のお雑煮。角餅と、もち菜を入れて鰹節のみ。

私の母は島根県出身なので、ここに黒豆が入った、名古屋と島根のハイブリットお雑煮を子供のころは頂いてきました。島根は丸餅の黒豆が入ります。島根の方言で「元気」を「まめ」といいます。「まめなかね?」※お元気ですか?と私の祖父母も言ってたかも。

年末年始は、全国各地で大晦日や新年の祭りが開催されますね。秋田県のナマハゲとか、新年の獅子舞とか(今年、子どもが頭を噛まれてました。縁起担ぎと魔除けですね)。三重県の鳥羽志摩では、節分と大晦日に、鰯の魔除け「アラクサ」を玄関に刺して、豆を撒き、邪鬼を払う風習があるそうです。その際、子供に「アラクサ(ヤロクサ)」をかざし「ヤロクサヤロクサチュッチュッチュッ」という呪文を唱えて無病息災を願うんだとか。なかなか呪文の響きがいいですねぇ。やってみたい。
さらに、愛知県の奥三河の東栄町の花祭りはいつか行きたいと思っているお祭りです。地元(生まれ故郷の愛知県)の祭り巡りをしたいなあ。テーホヘテホヘの掛け声とともに一同は陶酔の境地に陥るという神へ捧げる踊りですね!是非体感したい!
以前、トルコへ皆既日食を見に行った時、コンヤ(Konya)に伝わる神秘宗教舞踊を見てきました。この舞踊もスカートを履いた宗教者がグルグルとまわることで陶酔するんですね。子供の頃、一人ぐるぐる回って目がまわるとともに陶酔状態に何度も落ちいった経験をふと思い出しました(皆さんはそんなことしてない?)。

「しぜんのかがく」のPotcastは2023年7月から開始しました。私は科学の研究を約10年、約3年ほどの科学館勤務を経て、防災啓発の仕事を約10年しています。内容は、私のBGの自然科学を始めとして、最近は災害伝承など自分の興味関心が起点です。普段の生活の中では非日常でもある災害ですが、日本全国で毎年必ずどこかで災害は起こっています。少しでも、少しずつでも備えることで自分や大切な人を守れるんですよ。これはホント。

備える防災を堅苦しくなく、様々な面白い視点で紹介することで、普段から、何となくいつのまにか、防災がいつもちょっと気になる人が増えるといいな
と思い、発信を続けています。
科学って正しい仮説と実験結果が公表され、あっと驚く研究が私たちの身近となり、私たちの未来につながるワクワクする視点(生命科学、宇宙、量子力学(最近では量子コンピュータがオススメ)にも繋がります。そこが、とても興味深いでしょ?それと一緒で、楽しんで(たまにワクワクしながら)学んでたら防災の知識がいつの間にか身についていたらお得でしょ?未来のあなたや大切な人の命が守れるかもしれないでしょ?
これからもあなたの普段の備えに繋がるといいなぁ。
応援よろしくお願い致します。

今年は、蛇や災害伝承、雑草学(身近な食べられる野草)の話もしますよ😊お楽しみに♪

⭐️Podcast本編はこちら↓宜しければお聴きください♪
神田沙織 がりれでぃ スピンオフ
ナチュラル・サイエンス・ラボ
しぜんのかがく



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