水たまりで息をしているのは誰か
久しぶりに短編を読みました。タイトルに惹かれて手に取った作品。帯は「夫が風呂に入らなくなった」気になる~
あらすじ
主人公の都会育ちの夫はある日突然風呂に入らなくなり、悪臭を放ち会社に居られなくなり仕事を辞める。カルキ臭い水道水に触れられないという理由。やがて自然の川で水を浴びるためだけに主人公の育った田舎に移住する。夫婦とはいえ内面に踏み込めない主人公。
傍から見たら常軌を逸しているのは夫の方。だけど薬剤を大量に投入しなければ飲めない水に平気で触れて飲んでいる主人公の感