【ノルウェーガイド】オースレン発の日帰りガイランゲルフィヨルド周遊観光ルート、行き方
ガイランゲルフィヨルド
フィヨルドの真珠と呼ばれ、2005年に世界遺産に登録されました。ノルウェーの北部に位置し、海岸線から120㎞奥まった場所にあります。ノルウェーのフィヨルドといえば日本ではソグネフィヨルドが一番有名ですが、世界のランキングではガイランゲルフィヨルドが人気一位をとることもあります。もし1つのフィヨルドしか行けないなら、ここを選ぶ人も大多数います。
人気の理由は800フィートから落ちる7つの滝(7人姉妹の滝)だけではありません。2015年の災害映画「The Wave」の公開で世界中に有名になりました。この映画はフィヨルドの山が崩壊し、津波によってガイランゲルフィヨルドを破壊していく壮大な内容となっています。
ガイランゲルフィヨルドの唯一の欠点はアクセスがやや悪いこと。オスロからは日帰りでは難しいです。また、ノルウェーのフィヨルド旅すべてに言えますが、5月~9月以外の旅行はバスや船の大半が運休しているため苦労します。冬でも催行しているツアーもありますが、割高かつ天候に左右されやすいため計画はしっかり立てていきましょう。
シーズン:5月~9月
日帰り所要時間:10時間(オースレンを拠点とした場合)
おすすめ2大ルート
(日帰り)オースレン→ヘレシルト→ガイランゲル→オースレン(このブログはこのルートを解説)
(ゴールデンルート経由)オスロ→ドンボス→オンダールスネス→ガイランゲルで一泊→ヘルシルト→オースレン(ゴールデンルート経由)
ゴールデン・ルート
ガイランゲルフィヨルドとオンダールスネスをつなぐ道路63号線はゴールデン・ルートと呼ばれ、バスから世界屈指の壮大な景色をみれる観光ルート。
特に人気なのはトロルスティーゲン Trollstigen(妖精トロールのはしご)という急勾配で、ヘアピンカーブが11カ所も続きます。スリル満点なバスドライバーの運転テクもみることができます。
つまり、2のルートを通ることによってみることができるのですが、あまりにも時間のない方はオースレンまで行かずにオスロへ帰るのも一つの手。
トロルスティーゲンは5月末から9月末まで通行可能(バスは8月末まで)。
(日帰り)オースレン→ヘレシルト→ガイランゲル→オースレン
オースレンからの日帰りの場合は、ゴールデンルートは通らないためトロルスティーゲンには行けません。ただし、どんな旅行者も素敵なオースレンの町に長く滞在したくなるものです。
オースレン → ヘレシルト バスで2時間30分
・250番バス バス検索サイトrome2rio.com
・料金:日本円で約2000円~3000円
・時間:約2時間30分
・もし不安であれば上記のルートをバス運転手に提示すれば合っているか教えてくれます。
今回の拠点のオースレン、小さな港町で田舎、なにもない場所ではありますが、それこそが魅力的です。あなたのノルウェー旅行で一番好きな街になる可能性を秘めている町ですよ。
ヘレシルトはガイランゲルとフェリーで結ばれた村です。バスを降りて船乗り場まで向かう途中に石橋を渡りますが、そこでこの景色がみれます。村の中心にはヘレシルトフォッセンと言われる低い滝が流れており、フィヨルドに流れ込んでいます。
ヘレシルト → ガイランゲル フェリーで1時間
ここからがこの旅一番のハイライトです。
人気の撮影スポットは上の写真の入り江と、クルーズ船からみる「7人姉妹の滝」になります。轟々と音を立てて流れる滝ではないので、そのような期待を持つとガッカリしてしましますよ。フィヨルドの絶景とマッチした華麗な滝です。
・チケット:船乗り場、ネットで購入 日本語対応チケット購入サイトNorway’s best公式
・料金:片道310NOK(約4000円)
・時間:片道1時間
・4・10月:1日3往復、5月上旬と9月下旬:4往復、5月中旬~9月中旬:8往復の運航。それ以外は運休
ガイランゲル → オースレン バスで3時間~
帰りはガイランゲルからオースレンまでバスを使用します。途中、バスのまま船に乗車しますが、何もしなくていいので安心してください。リンゲ(Linge)という町で乗り換えがあります。
・ガイランゲル → リンゲ 220番バス
・リンゲ → オースレン 210番バス
・バス検索サイト rome2rio公式
・料金:片道約3300円
・所要時間:片道約3時間~3時間40分
まとめ
いかがでしたでしょうか。日本語のサイトにノルウェーの旅情報はやや少なめですが、安心してください。ここのサイトで掲示してあるルートマップを現地の人にみせれば、たいてい解決します。ぜひ楽しんできてくださいね!