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【インド絶景】ラダックへのアクセスと観光~人気のパンゴン湖も解説~

映画『きっと、うまくいく』を観た方は、最後のシーンにでてくるパンゴン湖へ一度は行ってみたいと思ったことでしょう。このパンゴン湖は標高から天国に一番近い湖と言われています。また、ラダック地方は湖だけでなく、レーを始めとしたゴンパ巡りなど多くの魅力にあふれた場所なので、ぜひ参考にしてみてください。

ラダックへのアクセス&旅のコツ

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ラダックはインド北部にある旧ジャンムー・カシミール州東部の地方の呼称になります。2019年10月にジャンムー・カシミール州の分割に伴って連邦直轄領となりました。

3500mの山岳地帯に位置するラダックは、1974年まで外国人の立ち入りは禁止されてたこともあり、現在では中国に占領されたチベット本土よりもチベットの文化と伝統、生活感が残っていると言われています。

大きさは日本の約6分の1。人口は29万人の方が暮らしています。

ラダックの人々

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人口の多くはラダック人という、チベット民族です。言語はラダック語というチベット訛りの言葉になりますが、レーなどの観光地では英語が通じることが多いです。

彼らはずっと農業で暮らしていましたが、1974年以降、外国人観光が許可されてからは観光産業も大きな収入源となっています。

ラダックへのアクセス

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空路と陸路の二つの選択肢がありますが、夏以外は雪の影響で空路のみのアクセスとなります。

空路はデリーからラダックまで毎日5~8便。片道約5000円前後。約1時間20分程度で到着します。

陸路ではデリーからマナリまでバスで14時間、マナリからレー行きの小型バスで20時間(途中で宿泊)かかります。途中、5000m級の山を越える必要があるため、乗り物酔い、高山病を覚悟しなければなりません。

陸路ではパンゴン湖に並ぶようなすばらしい絶景を望めるようですが、時間がない方は空路一択かと思います。

空港からレーの市街地までは約5キロで、タクシーを利用し400Rsで行けます。

ラダックの巡り方

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まず、ラダックといっても範囲はかなり広域です。

レーだけであればタクシーと徒歩で十分ですが、上ラダック(トゥ)、下ラダック(シャム)も周るとなると、バス、旅行会社のツアー、レンタカー(もしくはバイク)が選択肢になります。

ここで一番のおすすめはレンタカーもしくはレンタルバイク。

バイクであればレーにて一日1000Rs程度でレンタル可能。レーの街にはレンタカー、レンタルバイクショップがたくさんあります。

入域許可証

外国人はヌブラ渓谷、ダー、ハヌー、パンゴンツォ、ハンレ、ツォモリリ等の訪問制限がある区域に行く場合、入域許可証(インナーライン・パーミット:ILP)が必要となります。

これは7日間有効で、レーの街の旅行代理店を通して取得できます。

「二人以上で取得」というのが条件のため、一人旅の方は相談する必要があります。2018年4月に旅行代理店による不正が発覚し、それ以降は正式な許可証を携行していても、一人旅では追い返されるというケースが多発しているようです。

現金が必要

レーの旅行会社はクレジットカードを扱うこともありますが、その他の店では基本的に現金のやりとりと思っておいたほうがいいです。

レーの観光スポット

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レーは16世紀にラダックの王都が置かれていた場所です。

今でも観光、商業で賑わっており、中でもメインバザールと呼ばれるレーの中心部にはお土産屋、レストラン、旅行会社、銀行などが集まっています。

夏になるとインド中心部からの観光客も多く、宿泊施設は300を超えています。

観光スポットとしては以下の地図に表記してあります。クリックしてみると写真が表示されます。

上ラダック(トゥ)の観光スポット

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インダス川を上流に遡った地域を上ラダック(トゥ)と言います。ここはレーの街からすぐ近くのため、日帰りでほぼ全てを周ることができます。

バイクの免許を持っている方はレンタルバイク、持っていない方はレンタカーもしくは現地旅行会社主催のツアーを利用するのが良いです。

ぜひ下の地図をクリックして写真をみてみてください。

下ラダック(シャム)の観光スポット

インダス川下流に広がる地域を下ラダック(シャム)と呼びます。こちらも僧院が点在しており、すべて周るにはやや時間を要します。

僧院の雰囲気をじっくりと感じたいという方は、宿泊所もあるので一泊してゆっくりと周ることをおすすめします。時間がない方は少々忙しいプランになりますが、日帰りも十分可能です。

特に見たいポイントがラマユル僧院の麓の「月世界」や「月の谷」と呼ばれるポイント。本当に月にいったかのような黄褐色の大地が広がるここは、数万年前は湖だったと言われています。

パンゴン湖(パンゴン・ツォ)

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ここは「きっと、うまくいく」の映画のラストシーンの舞台であり、世界中の多くの人の”死ぬまでに行きたい絶景スポット”の1つでもあると思います。しかも、星空はインドで一番と言われている場所です。

ここへはレーからバスもでていますが、非常に便が少ないためレンタカー(もしくはバイクの選択肢もあるが、道が悪いので車がベター)で行くことをおススメします。片道5~6時間要し、世界で3番目に高い標高5360mのチャンラ峠を越え、標高4250mのパンゴンツォへ向かいます。一般的にはこのレンタカーを借りると同時に入域許可証を申請するのが楽です。

期間は6月~10月がベスト。それ以外は雪や氷によって、アクセスが非常に危険になります。

宿泊して星空観賞

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ホームステイ

多くの観光客は日帰りをしますが、湖畔のスパンミク(Spangmik)、マン(Man)、メラク(Merak)という村にホームステイをすることができます。

もし希望する方はレーにある旅行会社に相談するといいでしょう。多くの場合、乗り合いワゴン車+宿泊セットになっており、旅行会社の価格設定と集まった人数によって変動します。私自身の調べでは、およそ3000Rs~15000Rsで推移するため、頑張って安いところを探しましょう。

ご飯は別途料金、夜はかなり冷えるので、宿泊といえど防寒具は一応持って行った方が良いです。

コテージ泊

ホテルズドットコムにてコテージがいくつか掲載されています。

そこまで高くないので、こちらも候補に入れて頂けたらと思います。ホームステイと同様に防寒具の用意は必須です。また、基本的にはお土産屋のような店しかないため、食料調達はレーにて済ませておくのが良いと思います。

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